江田五月 活動日誌 2002年10月 (3〜4) | >>日程表 | ホーム/総目次/10月目次/ 前へ|次へ |
今日は11時から、中国新聞が民主党の今後の課題につきインタビュー。有権者の選択によって、日本を官僚主権から国民主権に変えるには、民主党こそが市民が主役の国民政党に脱皮しなければなりません。しかし、代表選を振り返ってみると、それには残念ながら、もうちょっと時間がかかると言わざるを得ません。そのことを率直に話しました。
12時から、大韓民国創立記念レセプション。14時から、両院議員総会。新人事が提案され、拍手で了承されました。私は、参議院の国家基本政策委員長で、党首討論(Question Time)の司会役です。実は、6月に閉会した通常国会の最終段階で内定しており、ニュー鳩山人事ではないのですが、今日の発表となりました。フロアーからの要求で、14時半から30分強、両院議員懇談会。マスコミが入らないのが総会との違いです。党員・サポーター票の点検や民社協会の扱いが議論になりました。
アン基金(里親支援)の皆さんと 16時から、板橋区議の倉持和朗さんがアン基金プロジェクトの運営委員の皆さんを連れて来られました。アンは、「赤毛のアン」から取ったもので、「里親制度」です。戦後、戦災孤児の救済のために始まった制度ですが、今では児童虐待の被害児童の救済など、新たな必要性が出てきました。しかも、児童相談所との連携や精神科医のサポートなど、多様な取り組みが必要です。しかし、国の取り組みは極めて貧弱。乳児院や児童養護施設などで生活する子どもが約3万3千人いるのに、里親家庭で育つ子どもはその一割弱。国連子ども総会の「子ども最優先」という大方針を、1日も早く国内でも実現するのが、民主党の務めです。
17時半から、法務省担当者から人権擁護法案についての説明聴取。臨時国会で仕上げて欲しいとの陳情ですが、政府案のままで成立させることは認められません。厳しい折衝が続きそうです。夕食は数人で、代表選の反省会。
今日は、10時から2時間ほど、国のかたち研究会の世話人会。菅グループの勉強会で、私はその座長です。代表選を終わって、これからのことを話し合いました。
菅グループは、ニュー鳩山体制の人事については、グループとして人を推薦するとか注文をつけるとかというようなグループ対応はせず、鳩山代表の決断と責任に委ねました。結果として、NCにはずいぶん登用されましたが、常任幹事会には登用されていません。今後の党運営に関っていく場合の課題です。
ニュー鳩山体制は、スタートからつまずき、国民の期待に逆行してしまいました。前途は多難だと思います。2年の任期中に、直近の統一補選に続き、統一地方選、衆院選、参院選と、すべての選挙があります。国会論戦もあります。これらを全て、今の体制で乗り切れるとは、私には到底思えません。
壁に突き当たったとき、みんながどこまで虚心坦懐に話し合って、打開策を見出すことができるかが、必ず問われます。私たちが答を出せるかどうかに、日本の未来がかかっているのです。しかも日本には、それほど時間が残されていません。菅グループの責任は重大です。
13時前、衆議院神奈川8区補選につき、藁科滿治さんに相談に乗っていただきました。14時前の新幹線で帰岡。自宅に着いたらもう薄暮で、庭仕事は断念。日が短くなりました。
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