江田五月 活動日誌 2002年3月 (14〜16) >>日程表 ホーム総目次3月目次前へ次へ


3月14日(木) 有事、予算委、人権、法務s、精神、NC、NPO、BSE

今日は、緊急事態法制に関する部門合同会議で、防衛大学校助教授の三浦一夫さんからドイツの法制についてヒアリング。丁寧に法整備がなされています。

9時から昼休みを挟んで17時まで、予算委員会。民主党からは、小宮山洋子さんが鈴木問題、京都議定書などの環境問題、禁煙対策などを、今井澄さんが救急医療を取り上げました。私は、その間を縫って会議の連続です。

9時半から、内閣・法務合同部門会議で、政府提出の人権擁護法案につき説明聴取し、党の態度を協議。原案のままでは反対で、大幅修正を求めることになりました。10時から法務部門会議。司法書士法等改正案につき説明聴取し、質疑で疑義を質した上、賛成の方向を確認。

12時から、法務委員会。森山法相から所信を伺い、法務省と最高裁から予算の説明を聴取。13時から予算委再開。14時から、司法と精神医療の連携に関するPTの会合で、法務省と厚生労働省からヒアリング。民主党の態度につき中間まとめを意見集約しました。

15時から、NC会議。公務員制度改革、救急医療改革、都市再生構想の報告。議員立法で、非自発的失業者の医療保険負担軽減につき特例措置を定める法律案を提出する方向を決定。恩給法と遺族援護法を改正して給付を引き上げるという政府の提案については、その理由が「最近の社会経済情勢等にかんがみ」というのですが、老齢基礎年金は最近の物価下落にかんがみ給付を引き下げているので、恩給だけ引き上げという理由が納得できず、反対の方向で再協議することになりました。当然の決定ですが、勇気のいる決断です。土壌汚染対策法案は修正の方向。沖縄振興特措法案は、公共投資から自立経済へという方向に沿っており、賛成の方向。議員立法で、大使・公使の任命を国会の同意事項とする法案と国政調査権を少数会派も行使しやすくする法案を提出することを決定。

私から、精神医療PTの中間まとめを提案しましたが、明日閣議決定予定の政府案と併せて検討すべきだということになり、差し戻されました。民主党としての対案の検討が遅れることになり、審議に間に合うかどうか心配です。

17時過ぎ、超党派のNPO議員連盟の幹事会。NPO法改正につき、衆議院法制局と協議して案文を取りまとめ、今後の日程につき協議しました。早い時期に超党派で法改正が実現しそうです。

18時から1時間、民主党参議院のBSE対策PTの初会合。鈴木問題も担当するPTで、私が座長です。19時から電話連絡等。20時過ぎに事務所スタッフと打ち合わせを兼ね夕食。



3月15日(金) 予算委、本会議、質問準備、榊原論文

 今日は、9時から3時間弱、予算委員会。11時過ぎから、民主党の内藤正光さんが質問。BSE問題では、検討委員会の報告書も未だに出せず、法律案も「早急に」と言うだけの武部農水相を、「遅い」と一喝。

その間9時半から1時間、私は、金融庁、経済産業省、国土交通省の担当者から、DIPファイナンスや産業再生法などにつきヒアリング。18日の質問準備です。

12時から本会議。地方税法改正案につき、高橋千秋さんが質問。13時から17時まで、再び予算委員会。内藤さんの続きの後、高嶋良充さんが、政治家と官僚の関係につき、国立病院の入札など具体例を上げて質問。

15時過ぎ、テレビで鈴木議員離党の記者会見を見て、疑惑解明PTの座長としてのコメントを作成。こんなとかげのしっぽ切りで、終わりにしてはなりません。

18時過ぎから、質問通告。質問が多省庁にわたるため、担当者は20人ほどになりました。最終新幹線で帰岡。車中、文藝春秋誌に載った畏友・榊原英資さんの「小泉骨太改革は破産した!」を読みました。大賛成です。


鈴木議員離党について

鈴木宗男議員が、本日2時半、自民党を離党しました。記者会見を聞きましたが、聞き苦しい弁解が続いただけで、涙に誤魔化されてはいけません。彼にふさわしい弁明の機会は、再喚問をはじめいくらでもあったはずです。

北方領土問題については、西田参事官とのやり取りもさることながら、疑惑全体を見ると、人道支援や交流を利権の的にし、外交を喰いものにしたことは明らかです。

この不祥事は、鈴木議員個人の問題ではありません。このような利権は、自民党の構造となっており、外務省だけでなく、行政組織全体に及んでいるのです。鈴木議員が親交を結んだ「ムネムネ会」や、心酔した自民党幹部の皆さんの責任も重大です。

離党ではなく、議員辞職が正しい身の処し方です。また、小泉内閣自体も、こうした汚染しきった地下茎に咲くあだ花に過ぎません。鈴木型政治から脱するためには、やはり政権交代しかないと、改めて痛感します。


庭の?(教えて下さい)
はたともこさんと
「弥高山・山ザルバンド」でバイオリン演奏

3月16日(土) 庭、アフガン支援チャリティー

今日は、ゆっくり起きて庭の見回り。コブシが満開ですが、わが家のは美味しいらしく、つぼみがヒヨドリに食べられてしまうのです。どなたか対策をご存知でしたら、教えて下さい。ボケも満開。ポットに植えた黄色い花が見事に満開。誰か名前を教えて下さい。

バイオリンの練習。しばらく弾いていると、良い音が出るようになりました。15時にわが家を発って、「アフガン復興支援チャリティー大集合」へ。面白い企画で、出演希望者またはグループが、1枠10分間の出演権を2万5000円で、実行委員会から買います。委員会は、出演権と1000円の入場券25枚を売ります。出演者は券を売りさばきます。みんなが努力して、アフガン復興支援基金を稼ぎ出します。30を超えるグループが参加しました。

私は、「弥高山・山ザルバンド」とはたともこさんとの競演で、参加しました。演目は、最初は山ザルバンドの「螺旋階段」。2曲目から私が登場して、「虹の彼方に(Over the Rainbow)」。3曲目はバンドのバックに私のバイオリンとはたさんのエレクトーンで、NHK連続テレビ小説「ほんまもん」メインテーマの「君を信じて」。結構良い感じだったと思います。

夜は知人と一杯やりながら夕食。


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