江田五月 活動日誌 2002年7月 (11〜12) >>日程表 ホーム総目次7月目次前へ次へ


7月11日(木) 法務、精神・神経センター、入管、NC、特技懇

今日は、8時半から法務部門会議。NC会議の報告、衆参の法務委員会の報告などの後、衆議院に提出される社会保険労務士法改正案と参議院に提出される心神喪失者処遇法案対案を了承。30分弱、山花郁夫さんのペーパーに沿って死刑廃止の論点整理をしました。

法務委員会視察
写真提供:高野委員長
9時半、バスで法務委員会の視察に出発。10時半、国立精神・神経センター国府台病院に到着。2時間強、施設を見学し、説明を聞きました。精神科の病床が350床のほか、一般病床が430床あり、精神科で他の疾患も診ることが出来ます。閉鎖病棟も鉄格子がなくて雰囲気も明るく、一般の患者と混合の病室もあり、全国水準と比較すると格段に優れた病院のようです。精神科の治療は、薬物のほか、医師と患者の対話が重要で、精神科の医師配置が他科より少ないのは、間違いですねと尋ねると、即座に肯定されました。

13時半から、東京入局管理局第2庁舎を視察。強制退去の摘発や審査などを行っています。施設は老朽で収容は過密。来年3月の新庁舎供用開始が待たれます。このような過密施設は、全国にほかにもありますかと尋ねると、名古屋と大阪も過密ですとの答え。3施設での収容者は、全国の97%に当たるとのことですから、背筋が寒くなります。

15時過ぎ、NC会議へ。公立小中学校の地震防災措置法案、世界連邦決議案、浜岡事故報告、地方分権政策、外務省改革、議員年金改革案の各中間報告を了承。住基ネット凍結法案を登録。

18時半、特許庁の技官の皆さんの懇談会に出席して挨拶。国会議員の長い来賓挨拶が続き、最後だったので、ちょっとわさびを効かせました。その後、明日行われることになった倫理選挙特別委の答弁の打ち合わせ。



7月12日(金) 総会、本会議、倫選特、修正協議、難民、魔笛

今日は、9時半から議員総会。10時から本会議。人事案件と離島振興法改正案だけで、10分ですが、欠席は出来ません。

10時20分から2時間半、政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会で、あっせん利得法改正案の質疑。与党案と野党案を一括して審議し、私は野党案の筆頭提出者として、与党の質問と民主党の質問に対する答弁を、小川敏夫さんと一緒に引き受けました。8日の参考人質疑の結果を踏まえた質疑が多く、3人の参考人がそろって与党案に批判的だったことを指摘し、また直近のムネオ疑惑や宮路副大臣疑惑にも触れて、修正の必要性を強調しました。

13時10分から、倫選特の理事会の了解の上で、沓掛委員長、与党案筆頭提出者の保利耕輔さん、野党案の私、与野党筆頭理事で、修正協議。今日は平行線で、譲歩の余地の有無をさらに検討するため、両者とも持ち帰ることになりました。困難ははじめから分かっており、それでも何とかして合意を見出せるよう努力を続けます。

14時45分、遅れて難民問題小委員会へ。外務省とアジア福祉事業財団からのヒアリングでしたが、ほとんど終わっていました。

その後、修正協議のため、国会内を走り回りました。その合間を見て、原稿書きをしているところに、次々来客。

18時半からのオペラ「魔笛」に10分ほど遅れてしまい、お付き合いいただく江東区議の福馬恵美子さんに、ご迷惑をおかけしました。岡村喬生さんが芸術総監督を務められるNPO「みんなのオペラ」の主催です。舞台装置などを最小限に切り詰めた省エネオペラで、市民が楽しめる値段で公演をしようというもの。今日は公開ゲネプロで、オーケストラはカジュアルな服装でしたが、モーツァルトの魅力を十分堪能しました。終わって、福馬さんと夕食。


政治倫理選挙制度特別委員会で答弁
あっせん利得処罰法改正野党案の答弁


江田五月 活動日誌 2002年7月 (11〜12) >>日程表 ホーム総目次7月目次前へ次へ