今日は終日、アポイントに従い岡山市内を挨拶まわり。
まず9時から、運輸関係の経営者さん。不況で車両の買い替えのペースを落としているところに、ディーゼル規制強化の追い討ちで、悲鳴を上げていました。10時から、電器メーカー。会社分割で大規模な組織変更を実施。ネットワーク化です。11時過ぎから1時間強、事務局会議に出席。統一地方選の直前で、各陣営との調整に神経を使います。
14時から岡山県生協連へ。昨年は食の安全で大きな取り組みをされ、法改正の道筋が見えてきました。今年はさらに、消費者保護法制の改革に取り組まれます。
仲よし作業所に寄ると、みんなでDMの封筒入れ。わずかな手間賃稼ぎですが、それさえ少なくなっています。15時から印刷関係。この分野でも海外への事業展開が課題になっています。16時から衣料品流通関係。規模を縮小し、他業種に進出して、企業規模を維持しているとのこと。17時前から建築関係。木造建築で、産地から直接、良質の木材を仕入れ、質の向上に努めています。みなそれぞれ、大変な努力をしておられ、政治への期待が大きいだけに、お叱りの言葉もきつくなります。
みずほや西武のニュースを聞くと、この種の事案に体当たりされた石井紘基さんを思い出します。今日は、刺殺事件の初公判。被告人は公訴事実を認め、検察側は冒頭陳述で、被告人が金の無心を断られて不満を募らせ、計画を練って犯行に及んだと述べました。これが、検察側が証拠で証明しようとする事実です。石井さんが死亡し、事件の全貌についての証拠は被告人の供述しかないので、検察としては、被告人が自認する範囲しか立証できないということでしょう。
しかし、これだけの動機で、10年以上も獄に繋がれる罪を計画的に犯すというのは、不自然です。背景を思いやれば、一方に石井さんの強烈な政治活動が、他方に被告人のはぐれ右翼としての思想や行動の傾向が、直ちに思い浮かびます。そうすると、この犯行が被告人の思想の倒錯と陶酔による政治テロだと、容易に判断できるのではないでしょうか。死人に口なしでは納得できません。
19時過ぎの新幹線で上京。