江田五月 活動日誌 2003年3月 >>日程表 ホーム総目次3月目次前へ次へ

3月13日(木) 中東、法務、一院制、人権、憲法、国の…、総会、年金、コープ、心神

今日は8時から、外務・安保部門とイラク問題PTの合同会議で、駐日トルコ大使のソルマズ・ウナイドゥン大使からヒアリング。英語と仏語を使いこなす女性キャリア外交官で、トルコの歴史的・地理的条件を話しているところで、中座。

8時半から、法務部門会議。犯罪被害者基本法案の再提出を了承。監獄人権センターの海渡雄一弁護士らから、名古屋刑務所事件を中心に、刑務所の人権状況につきヒアリング。衆議院法務委員会での資料請求など、国会での追及もあり、刑務所内での恐るべき事態が明らかになりつつあります。他方、刑務官の中には、「本省はきれい事で済むけれど、現場は戦いなんだぞ」というような、訴追された刑務官に対する共感と同情が生じているようです。過重労働が生んだ人権意識の鈍磨で、事態は極めて深刻だと思います。衆参とも、法務委員会は動き出しません。

9時半過ぎ、統合一院制の会の勉強会。二院制から一院制に移行した国の事情につき、国会図書館からヒアリング。中座して、10時過ぎから、人権政策会議で、性同一性障害政策に関する各国の実情につき、国会図書館からヒアリング。既に各国とも、政策手段を講じています。

11時過ぎ、民主党憲法調査会の仙谷由人会長と、会の運営につき協議。11時半から、国のかたち研究会。参議院の不正常事態についての意見交換など。

14時から、緊急議員総会。自・民の参院国対委員長会談で、(1)予算成立直後に懸案の参考人質疑をし、(2)政治とカネの課題解決に取り組むというような内容で、事態打開の合意が出来たので、一気に正常化です。(1)の参考人とは大島大臣の秘書ら、(2)の課題とは同大臣の更迭だということ。後に、新聞記者が疑義を質しに来ましたが、この段階で一気に、この2点の決着を仕上げるのは、無理。合意内容については、私たちの理解を前提に、審議を正常化しておけば、次の段階で与党は、私たちを騙したかどうかが問われます。騙せば勝ちとは、簡単にはいきません。騙せなくさせる戦いが続きます。参議院民主党は、執行部と議員の間に、確かな信頼があり、それが強みです。

15時から、議員年金PTの第1回会合。私は座長で、衆議院庶務部議員課から、議員年金の仕組みにつきヒアリング。1947年に国会法が施行されたときは、36条の退職金は条文だけで実現せず、58年の互助年金法の施行で、初めてその実現としての年金制度が出来ました。そのときは、議員は国民年金には加入できず、79年ころになって初めて、加入できることとなりました。議員には支給開始年齢の制度がありますが、遺族年金についてはなく、遺族は若くても受給できます。しかも非課税で、減額措置もありません。これらの点につき、なぜそうなっているかの理由は、今となっては全く不明のようで、適正化は不可避です。

おかやまコープの皆さんと

16時から、おかやまコープ理事長の吉永紀明さんらから、食品安全基本法案と食品衛生法改正案についてのご意見とご要望を聞きました。署名集めなど、ご苦労いただきました。

19時から、日弁連の河原昭文副会長ら担当者と、参議院民主党の法務部門と厚生労働部門の担当者で、心神喪失者医療観察法案の審議につき意見交換。千葉景子さん、朝日俊弘さん、山本孝史さんと私です。昨年の臨時国会で、衆議院で修正議決され、参議院では私が本会議質疑をして、継続審議となりました。

20時から、岡田克也幹事長と参議院民主党のメンバーとの懇談会。10数人で、自由党との合流問題など、自由に意見交換。


生活協同組合おかやまコープの皆さん

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