活動日誌 2004年3月 >>日程表 ホーム総目次3月目次前へ次へ

3月31日(水) 総会、本会議、議長公邸、合同会議、難民、青少年、無年金

今日は9時半から、議員総会。藁科滿治議員会長が、政府のまやかし年金改革を断じて許さず、全力で頑張ろうと檄。小泉首相の年金一元化についての発言を見ても、政府の態度は矛盾に満ちており、真面目さに欠けます。

10時から1時間弱、本会議。まず、人事官、原子力安全委員、中央更生保護審査会委員など、26人の任命につき、8回に分けて採決。民主党は2人につき反対しましたが、すべて同意を与えることに決しました。次いで、日切れ法案が16本採決されました。民主党は、義務教育費国庫負担法改正案などのような地方いじめの三位一体改革の関連で、4本に反対しましたが、裁判所法改正案などを含め、すべて可決。いずれも衆議院から送付されたものなので、これで成立です。日切れ法案の処理がすべて年度末ぎりぎりになったのは、1987年以来だそうです。最後に、衆議院発議の国会議員の歳費カットを継続する法案が、223vs.2で可決、成立。今日も、地元選出議員のうち1名は欠席でした。

11時から、参議院議長公邸で、議長主催の全議員懇談会。広い庭の向こうには、ソメイヨシノが満開。枝垂桜は5分咲きで、のどかな花曇の束の間のひと時でした。12時過ぎ、速記官の人がご挨拶に来られました。12時半、国対・理事合同会議。13時から、参議院法制局の担当者と、難民等保護法案の趣旨説明の打ち合わせ。来週の本会議で私が、提出者を代表して、趣旨説明をすることになりそうです。

14時から1時間、子ども政策調査会。内閣府の担当者から、青少年育成施策大綱につきヒアリング。格調高いことは言うのですが、結局は、各省から出された思いつきの施策を取りまとめて、飾りの言葉をちりばめたような印象です。私は、社会のほうに存在する問題への突っ込みが弱く、子どもを社会に合わせようとする傾向が強いと、子どもから見向きもされないことを指摘し、例えば「特別支援教育」が現場でどうなっているかと質しました。今日は、そこまでで、その後は、児童買春・自動ポルノ行為処罰法改正につき、若干の協議。

15時から1時間強、無年金障害者問題を考える議員連盟の総会に出席。超党派の会で、八代英太さんが会長、黒岩宇洋さんが事務局長です。課題は、先日の東京地裁の立法不作為違憲判決を機に、国民年金法を改正して、まず在日外国人、在外邦人、学生、主婦の無年金障害者をなくすることです。訴訟の原告や弁護団の皆さんも来られ、悲惨な実情を訴えられました。厚労省からも担当者が発言されました。

デスクワークの後、18時から1時間強、民主党の無年金障害者WTに出席し、さらにお話を伺いました。学生が任意加入だった時代に、成人して年金未加入のときに障害を負った人は、障害年金を受給できず、そのうえ強制加入になると保険料まで徴収されます。しかし、障害が未成年のときなら年金を受給でき、さらに成人してからの保険料が免除されるのです。1959年の制度発足時ならばそれも立法裁量の範囲だとしても、1985年の大改正のとき、これを放置したのは、立法裁量の範囲を逸脱した不作為で、憲法14条の法のもとの平等に違反し、国は賠償義務を免れないというのが、東京地裁民事3部の判断です。立法府の責任重大です。


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