活動日誌 2004年9月 >>日程表 ホーム総目次9月目次前へ次へ

9月8日(水) 橋本聴取、南ア、人権政策、基幹労連大会、政治塾

今日は、午前中はデスクワークや電話連絡。橋本派1億円事件で、橋本元首相が事情聴取されたとの報道に対し、民主党県連代表の談話を出しました。

11時半から参議院議長公邸で、14日からの海外日程についての説明会。扇千景議長、矢野哲朗さん、魚住裕一郎さんと私、それに参議院職員3人の、合計7人の団です。外務省の担当者から、訪問国の南アフリカ共和国の歴史や政治経済事情の説明のほか、経由国のイギリスとフランスについても、ごく簡単に説明を受けました。

早くからイギリスが、アフリカ大陸支配の本拠地として南アフリカとエジプトに着目し、この2地域を南北に結ぶアフリカ支配を進めました。これに対しフランスは、東西軸での支配を進め、両国の帝国主義殖民政策が衝突を繰り返しました。第二次大戦後、南アは連邦として独立し、アパルトヘイト政策による白人支配を続け、これに反対する英連邦から離脱しました。しかし人種差別は続かず、1994年の全人種参加の選挙で、マンデラ大統領が誕生。今年は、10周年記念の年です。

アフリカは、戦後の民族自決により、54の独立国となりましたが、主権国家とはいえ、内政不干渉との意識よりも、アフリカ全体の中の各地域という意識のほうが強く、53カ国でアフリカ連合を発足させました。西サハラが参加したため、モロッコが抜けたのです。今年はすべての国から5人ずつ議員を出して全アフリカ議会をスタートさせます。私たちもその開会式に参列できそうです。

南アの抱えている貧困、犯罪、エイズという課題は、大変重大です。国民の1割がエイズに罹患しています。ヨハネスブルグは、世界で最も犯罪の多い都市のひとつです。それだけに、日本には大きな役割が期待されます。また最近は、日本と南アが共同して、全アフリカのために役割を果たすという視点も重要になっています。

13時から、「部落解放・人権政策確立要求中央集会」に出席。与党からも代表者が参加し、人権擁護法の制定につき、前向きの挨拶をされました。実体が伴えば言うことはないのですが。

14時から、基幹労連の第2回定期大会に出席し、民主党を代表して挨拶。昨年の3産別合併から1年で、どんどん力量を高めています。

16時過ぎから、来客や取材。18時半に文化放送に行き、19時から2時間強、水島広子さんと一緒に、「文化放送政治塾」に出演しました(挨拶のテキスト)。老若男女が40人ほど、みな受講料を出して参加し、「塾生」からの厳しい質問も飛んできます。テーマは民主党と2大政党制で、楽しく議論をしました。終了後、水島さんたちと夕食。


基幹労連の宮園哲郎委員長(撮影:江田五月) 文化放送政治塾で
 

2004年9月8日(水) >>日程表 ホーム総目次9月目次前へ次へ