今日は9時に富江の民宿を発ち、サンゴ資料館へ。ここの血赤のサンゴは逸品なのですが、最近はほとんど取れません。それに高価なので、目の保養だけ。
9時半過ぎに、太郎島公園で海を見た後、ちょっと先のさんさん富江キャンプ場へ。ウォークラリーの大会らしく、近隣の家族連れが次々と集まっておられました。筌漁(すけりょう)という漁法の現場を見ました。海岸に石を積み、満ち潮で入った魚が引き潮で逃げられなくなったところを捕るもので、昭和30年代まで行われていました。
南海岸をどんどん西に飛ばすと、途中はまさに麦秋。溶岩を削って重ねただけの古い石垣がたくさん残っており、昔が偲ばれ趣がありました。やがて、大瀬崎灯台へ。切り立ったがけの下に白い灯台。上の展望台には天女の像。沖縄県を除けば、本邦最西端です。
戻って、井持浦教会ルルドへ。フランスのルルドから始まった信仰で、清楚なマリア像が祠に立ち、湧き水が飲めるようになっていました。
北上して、12時に荒川温泉。旅館併設の天然温泉の公衆浴場で、入湯料250円ですが、ロッカーに鍵もなく、石鹸の用意もありませんでした。さらに北上して、三井楽へ。途中で、風力発電所が見えたので、見学。五島岐宿風力発電所です。13時過ぎに、遣唐使ふるさと館で遅い昼食を取っていると、「江田さんでは…」と、声を掛けられました。「市長です」とのこと。合併後の五島市の市長に就任された中尾郁子さんで、短時間ですが、合併の苦労話などを伺いました。
水の浦教会を経て、戸岐大橋を渡り、堂崎天主堂へ。五島最古の洋風建造物で、隠れキリシタンの資料館となっています。どんどん走って、16時過ぎに福江到着。五島観光歴史資料館と城址などを見て、宿泊先のホテル上乃家へ。
チェックイン後、鬼岳まで走って、鬼岳温泉へ。「コンカナ王国」という複合リゾートセンター併設の天然温泉で、入湯料600円。これで、昨日の富江温泉と合わせ、福江島の3大温泉をすべて制覇。18時半からホテルで夕食。お願いしてあった効果があって、生ウニ、アワビ、ウチワエビ、キビナゴなど、海の幸満載で大満足でした。