司法制度改革が進んでいます。行政訴訟の分野でも、2年前に行政事件訴訟法改正があり、その趣旨をさらに進めた判決例も出されるようになり、行政訴訟は原告敗訴が当たり前という事態は変わってきました。行政訴訟改革は、もともとは司法制度改革審議会のテーマになっておらず、審議会意見書は改革の必要性を指摘しただけでした。しかし推進本部は、行政訴訟改革の検討会を設置し、改革に取り組んだのです。
しかし、その改革では多くの課題が取り残されており、行政訴訟改革の第2ステージにどう取り組むかが、これからの課題となります。日弁連では、地方の住民訴訟の国版といえる「公金検査請求訴訟」の新設など、具体的な提案をしていますが、現実には、政治の場ではその必要性さえ十分に認識が共有されているとは言えず、弁護士の皆さんに世論喚起やロビー活動をお願いしなければなりません。
15時半に議員会館に戻り、衆議院の代表質問の最後の場面をテレビ観戦。安倍首相の原稿棒読み答弁にイライラした人も多かったと思いますが、予算委員会ではそうは行きません。私の全国後援会会長の江橋崇教授が、フラッと寄ってくれました。9月はじめに韓国に行き、日本と韓国の市民10数人で、248kmのDMZ(Demilitarized zone・非武装地帯)を、4泊5日で踏破したそうです。また、面白い話が聞けそうです。