2000/04/18 少年法が大変!!

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少年法が大変です。

少年法改正案は、確かに衆議院に提出されてはいましたが、これまで審議の動きはありませんでした。それが、解散含みになって急に動き始めました。先日5000万円恐喝というセンセーショナルな事件が起き、選挙対策上絶好のタイミングと考えたのでしょう。非常に政治的な動きです。

今大切なことは、家庭裁判所を初めとする少年保護の社会システムを、しっかりさせることです。私は、裁判官として少年審判を経験している、おそらく唯一の国会議員です。少年法問題については、黙っているわけにはいきません。

対審構造の導入も抗告制度の改革も、それなりに理由のないものではありません。しかし今は、そんな制度論のおしゃべりに憂き身をやつしている時ではありません。もっと根本のところで、少年保護システムが崩壊しているのです。この建て直しが急務なのに、今回の法改正は、逆の方向を向いた動きになっています。

民主党は、少年保護の現場で必死に頑張っている人々と一緒になって、少年保護システムの真の改革のために頑張ります。

 

2000/04/18

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