2002/12/07 RSKの国会報告

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RSKで国政報告

(聞き手:近藤季樹キャスター)
○江田さんこんばんは

こんばんは、近藤さん。

○民主党は今鳩山さんが辞めて、いちばん大変な時期ではないですか。

そうですね。9月から鳩山さんが代表続投で再スタートしたんですけども、バラバラ感といいますかね、どうもうまく歯車が回らないんですね。

○中野幹事長という時点からもうそんな…

それが鳩山さんの大失敗だったと思いますよ。歯車が回らなくなった。統一補欠選挙に負け、国会の論戦もうまくいかない。そこで鳩山さん、起死回生の一手ということなのでしょうかね、自由党との合流を打ち出した。しかしこれが、党の機関の議論も何も無かった。もう代表が、ただひたすらという感じになって、党はバラバラに崩れるる寸前だったんですよね。

私は、本当に鳩山さんも努力されたと思うのですが、しかしうまく行かないので、お辞めになる決断をされた。ホッとしました。これでもう一度、党の結束を作りなおすということになりました。次をどうするか。代表選挙で次点だった菅さんは、国会議員では票が上だったのです。しかし岡田克也さんもいます。この両雄がいる。私は、菅さんと話をしました。今までの延長線で激突して、党が崩壊していいのか。そういう思いで、菅さんも、あえて立候補の決断をする前に、岡田さんと虚心坦懐に、二人の役割分担につき話し合ってみよう。そこで二人で話し合いをされた。これは良かったと思うんですよ。しかし岡田さんのほうが、明日も話し合いをしましょうと言っているのに、その晩のうちにワーッと手を挙げたのです。バックについている皆さんがそうさせたのでしょう。そこで選挙になりました。来週の火曜の両院議員総会ですから、あっという間にこの選挙は終わります。

菅さんが、市民が主役の民主党のために、ここは最後まで頑張るんだという決断をしました。私も、やってみたいと思っています。

○さて、国のほうですけども、イージス艦の派遣というのがやや話題の中ではかすれかけているような部分もあるんですが決まりました。これはどう受けとめてらっしゃるんですか。

イージス艦というのはものすごい能力があるわけです。日本の防衛のため、最も優れたものなのです。ところが、今アメリカがイラク攻撃で、カッカとなっているでしょう。そこで今から、あの海域へイージス艦を出そうという。そうすると、いざアメリカが戦争をやる時には、このイージス艦で協力しようということになる。日本の防衛のためのものを、なんで一体アメリカがやることにそこまで協力しなければならんのか。大きな路線の変更だと思うんです。

これはコソドロ的にやっちゃいけないんで、国会できっちり議論しなければいけない。私たちは反対です。それが国会の議論もなしですから、これはいけません。

○もう一点、道路公団改革最終報告が出ました。これについては。

例の本四架橋についての地元負担は、やっぱり納得できないですね。しかし、全体としては、どんどん水ぶくれ的になっていく部分にストップをかけるわけですから、そこは評価できると思っています。ただ、決め方が決め方ですから、さて一体本当に法案になるのかどうか、大変なところですね。

○どうもありがとうございました。


2002/12/07 RSKの国会報告

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