2004/03/01 プレス民主号外 江田五月特集号

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まやかしはもういい・小泉改革
民主党副代表・参議院議員 江田五月
 昨年から民主党は、政府予算とは別に独自の予算案を作っています。国民から預かった税金を、官僚任せにしないで使い途を決めるべきだと考えるからです。
 平成16年度の民主党予算案の大きな特徴は、次の7つです。
(1) マニフェストの全項目を予算化して、財政的にも政策実現が可能であることを示しました。政府予算に比べ、総額を5兆円減らします。
(2) 年金の個人負担を減らします。国の負担割合を1/3から1/2に引き上げるために、2兆7千億円の予算を計上しました。さらに医療費の窓口負担軽減や失業対策などに3兆8千億円投入します。
(3) 岡山をはじめ、地方を大切にします。地方が自由に使える財源を、国から地方に19兆円委譲しました。
(4) 財政の健全化をめざします。国債発行額(国の借金)を政府案より1兆2千億円削減します。
(5) 潜在的な需要を引き出すことで、125万人の雇用を創出します。
(6) 中小企業の活性化をはかります。日本経済の再生の柱である中小企業のために政府案の約2倍の予算を確保しました。
(7) 税金の無駄遣いを排除して、政府案よりも12兆円の歳出削減がはかられています。

今が歴史の曲がり角――再生と前進のために

戦後半世紀を経て、日本も世界も、歴史的な曲がり角にさしかかりました。今のままでは21世紀は不安と混迷の世紀となってしまいます。

イラクの戦争は、折角ここまで育ててきた国連中心の世界秩序を根底から崩しかねません。日本も年金不安や人間不信など、社会の心棒がなくなっています。財政危機の岡山県も例外ではありません。

私は、この7月で国会議員25年となります。これまでの政治経験の全てを賭けて、歴史の歩みを正すために、頑張ります。平和で安定した社会への歩みをさらに前へ進めるため、新しい憲法を構想することは、私に課せられた責任だと思っています。



2004/03/01

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