2006年11月29日 |
東ティモールの民族自決プロセスについて(日本大学国際関係学部講義メモ)
第1 はじめに
- 自己紹介 ― 北岡先生と同年、同世代の体験、1960年安保闘争
- 同 ― 裁判官から政治家へ、江田三郎の挑戦から民主党へ
- 意思あるところ道あり、貴島正道、世界のどの片隅にも人権を
- 江田、1986年にニューヨークの国連本部へ
- 「地球市民」、日本が国際社会から必要な国と認められるには
第2 世界史と民族自決
- 帝国主義列強の世界分割、オランダとポルトガル
- 東ティモールの歴史、(東はポルトガル、西はオランダ)
- 第2次大戦と日本の侵略
- 日本統治時代と例えば従軍慰安婦
- 日本の敗戦と東ティモール開発
- ポルトガルのカーネーション革命(1974年)
- 植民地の放棄と民族自決へ
- 1974年から75年の東ティモール内の動き
第3 独立と侵略
- 内戦の経過 ― UDTとフレテリン
- UDTのクーデタとフレテリンの統治
- インドネシアの干渉と防衛―ファリンティル結成とゲリラ化
- 1975年11月28日、独立宣言
- 12月7日、インドネシアが陸海空から侵攻。以後、第2次大戦後の最も血なまぐさい戦争
- 直前の米国フォード大統領とスハルト大統領の会談(2001年に判明)
- なぜ侵略と併合をしたか、「共産革命の連鎖」
第4 インドネシア化
- 言語、宗教、教育
- 入植、(イスラエルとパレスティナを想起)
- 生殖能力の破壊、デポ・プロベラ
- 種まきから植え付け期の攻撃と収穫ゼロ―飢餓と餓死
- サンタクルス事件(1991年11月12日)
第5 海外での活動
- ラモス・ホルタたちの海外脱出と海外政府、国連
- 難民のスピーキング・ツアー
- 支援組織
- 江田、リスボンへ、Lord AveburyなどとParliamentarians for East Timor(PET)結成
- ラモス・ホルタとベロ司教、ノーベル賞受賞(1996年)
第6 日本の国会議員
- 1986年11月13日、「東ティモール問題を考える議員懇談会」結成。後に、東ティモール議員連盟
- 歴代会長は山田耕三郎、秋山長造、久保田真苗、竹村泰子、岡崎トミ子。事務局長は江田五月
- インドネシア時代の訪問、竹村泰子、岡崎トミ子ら(1994年)
- スピーキング・ツアー
第7 東西冷戦終結とスハルト体制崩壊、
- 歴史の転換期―しかし、東ティモールには及ばず
- スハルト体制の崩壊、ルピア危機
- 国連の努力
- 国連は、累次にわたる総会決議と安保理決議
第8 1999年住民投票に監視団として参加、直後に騒乱
第9 同年秋、騒乱後に羽田孜元首相らと再訪問
第10 2001年8月30日、制憲議会選挙の監視団に参加
第11 2002年5月20日、独立式典に参加
第12 国家建設
- 警察、裁判所などの国家組織、軍隊
- 和解と裁判
第13 2006年の困難
2006年11月29日 |