2010年1月19日 |
第50回 交通安全国民運動中央大会本会議
江田参議院議長あいさつ平成22年1月19日
於 日比谷公会堂交通安全国民運動中央大会が50回の節目を迎えられ、本日、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、本会議が盛大に開催されますことを心よりお喜び申し上げます。
交通事故は、被害者はもちろん、加害者にも大きな被害をもたらします。不幸な交通事故の防止と、安心して道路を通行できる環境の整備は、現代の大きな課題です。そのため、財団法人全日本交通安全協会をはじめ各地域で多くの方々が、交通安全運動に取り組んでおられます。
そこで近年では、交通事故の発生件数、死傷者数とも減少を続けています。とりわけ昨年の死者数は57年ぶりに5,000人を下回りました。30数年前、私が千葉の裁判所で交通事件処理に当たっていた当時は、年間の死亡者数は16,000人に上っていました。隔世の感があり、関係の皆さまのご努力に深く敬意を表します。
しかしながら、いまだに1日当たり約2,000件もの交通事故が発生している現実も直視しなければなりません。ドライバーの自覚を促すとともに、交通安全の指導に当たっている警察・教育関係の方々には、なお一層ご努力下さるようお願いいたします。
結びに、本日、交通安全への貢献により栄えある表彰を受けられる皆さまにお祝いを申し上げ、この大会を契機に、わが国の道路交通が世界で最も安全だと誇れるようになることを願って、ごあいさつといたします。
平成22年1月19日参議院議長 江田 五月
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