○今週は江田さんです。こんばんは。
こんばんは。今日は寒かったですねー。
○さて国会です。おとといですけれども小沢幹事長が、秘書は起訴、そしてご本人は不起訴ということがありましたね。
そういうことですね。これはもうかなり長い間、マスコミで大騒ぎで、検察のリークか皆さんの取材の努力か、あるいは両方あいまってかもしれませんが、いろんなことが出てきましたね。ゼネコンの裏献金だとか、解散した政党のお金がどうなったとか…、いろんな事が出てきて。
しかし私は、おそらく検察はそれらすべてをしっかり捜査をしたと思います、非常に幅広く。そして最終的に罪を問えるのは、この政治資金収支報告書の不記載だと。で、三人の人を起訴したけれども、これについては小沢さんの関与というところまでの証拠が集まっていない、そのほかについても起訴できるような刑事事件の証拠はない、ということで不起訴になったんでね。これはやはり検察の最終判断と受け止めるほかないと思うんです。
それを受けて、民主党がどうすべきかというのは、これは私は議長ですから、そこのところは口を差し挟まない方がいいと思います。後はもう有権者の判断ですのでね。国会でこの後この問題がどうなっていくのかですが、私はこれはこれで一つの判断が出たから、後は来年度予算の審議もあります、それからいろんな重要な法案の審議もありますし、やはり国会のそういう本筋の議論にしっかり戻って、大いなる議論をやるべきだと思っています。
○その国会の方ですが、本予算案の編成がありまして、それから新成長戦略の策定、それからつい先日は補正予算案が成立しました。そして鳩山総理の所信表明演説がありました。
そうですね。年末に、年末よりちょっと前かな、例の事業仕分けとかね。大変あれもまあいろんな問題も含みながら、しかし行政過程というのを非常にオープンにしたという面があって。それから議論がね、皆さんお気づきかどうか、国会議員と大臣とが直接対決で直に議論をするということが、ずいぶん多くなりました。ほとんどの議論がそうです、これはやっぱり新しいスタイルだと思いますね。その中で質問する側は、ついつい挑発的なこと、非常にとげとげしいことも言ったりしますが、大臣が時々それに乗って、同じようにカッと頭にきたようなことをやって、それで大騒ぎになったりするのですが、政治家同士の議論になったことは良いことです。
ただ本会議でも本当にヤジがすごいんですよ。これは時々私のところにも電話が架かってきて、「議長はあのヤジを何とか止めろ!」という。ところが議長が何かをやると、彼らはそれで「国会大混乱、しめしめ」ということですから、なかなかここは難しいんですね。
そういう国会の活性化というのは、良いことではありますが、やはりもうちょっと、落ち着いた雰囲気で議論した方が良い。ただまあ、この通常国会が終わったら、すぐに今度は参議院選挙になるんですよ。参議院選挙を見ながらやっているから、これはどっちも力が入ってね…。
この選挙、私もがんばります。しかし、この選挙で、今の政権というものに一定の審判を与えていただいて、そして政権交代が安定して動いていくようになる。新しい鳩山政権が、国際問題にしても、国内のことにしても、子供のことなんかもいっぱいありますし、良い運営になることを期待しております。どうぞ、よろしくお願いします。
○どうもありがとうございました。