○今週は江田さんです。こんばんは。
こんばんは。どうぞよろしく。新しい年が始まりましたが…。
○まあその年明け早々今江田さんは話題の人になっています。
そうですね…。そうですねと言っちゃいけないんだけど、年が始まってすぐに、大変にぎやかになってきましてね。今、確かにね、一昨年の政権交代があって、民主党政権に大変大きな期待が湧いていたのが、どうも期待はずれじゃないかと、もう何をしているんだという、そういうお叱りの中で、去年一年が過ぎて。さあ今年どうするのかというところで、いろんな顔ぶれを変えようとかね、あるいは菅さんも覚悟を新たにしようとか、そんなことで私の名前もどうも取りざたされているんですが。まあしかし、まだまだマスコミの皆さん中心にいろんなことが言われているだけで、どういうことになるのかさっぱりわかりません。
○ただ、もし本当に、では江田さんに要請があった場合、まあ官房長官になるかどうかわかりませんけれども、そういった要請があった場合というのはお受けになる?
これはね、今、要請が何もない段階からそんなことをあれこれ言うものじゃないと思うのですが。ただ考えてみると、実は去年参議院選挙で民主党は負けましたよね。で、臨時国会がありました。この臨時国会は、私は菅さんと話をしていて、とにかく野党の理解をいただかないと何も国会が動かないという、そういう事態になってしまっているんで。ですから、いろんなことを言われても、菅さんここは忍の一字で、とにかく野党の皆さんよろしくと頭をもう下げっぱなしでいこうよと、しようがないねと、こう言っていたんですよ。
ところが、中国の船がぶつかってくるとかね、いろんなことがあって、これが功を奏しないわけですよね。そのうち菅さんらしさがないじゃないか、ということになって支持率が落ちる。これは本意じゃないんで、そこで年の暮れから今年の初め、菅さんともいろんな話をして。ここはやはり菅さんらしさを国民が期待しているわけだから、だから忍の一字じゃなくて、ある意味もういろんな迷いを捨てて、菅直人というのはこういう人間なんだと、こういう決断をやるんだと、こういうことを示していこうということで、年を迎えました。
ですからそういう中で、菅さんが自分ももうこれだけ覚悟をしてやるから、江田さん古くからの盟友として、ひとつ手伝ってくれと、言われればね、それはどういうものであれ、一議員として縁の下の力持ちやってくれというのがあるかもしれない、あるいは閣内ということがあるかもしれない。まあ私は議長経験者だから乙にすましていればよろしいと、そういう時ではないなあというようなという、本当に崖っぷちだという気持ちでいます。
○しかし、まさに菅内閣というのは今が正念場、これからも真剣にということになりますね。
菅内閣にとってもですが、やっぱり日本の民主主義は長ーい間政権交代がなかったんですよ。それがやっと有権者の選択で政権を交代するという政治が、まあ考えてみたら始まったばかりですから。ここは日本の民主主義にとってもやっぱり正念場なんで、この民主党内閣というものをしっかりさせる。これは私の33年からの、親の代からいえば半世紀の、政治の悲願ですから、ここで怯むわけにはいかないと。「ゆるぎない情熱!」と、こんな風に思っているところなんです。
○どうもありがとうございました。
どうぞ今年もひとつよろしくお願いいたします。