2004年12月 五月会だより No.107 | ホーム/主張目次/たより目次/前へ|次へ |
民主党参議院と野党のまとめ役 |
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国民の期待に応えない小泉総理はもういらない | ||||||||||
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《自然の猛威》
民主党は自民党の腐敗を徹底追及
第161回臨時国会
この秋は、自然が猛威を振るいました。新潟は、厳しい冬が到来し、益々大変です。めったに台風被害のない岡山県も、県南では高潮に土砂崩れ、県北は強風による森林被害。お見舞い申し上げます。人工林の倒木の影響は、想像以上に重大だと思います。日本の国土を針葉樹林で守れるのか、真剣な再検討が必要だと思っています。
《臨時国会・逃げの一手》
政治の動きは、ますます熱を帯びてきています。年金改革、イラク問題、政治とカネなどの重要案件が山積なので、秋の臨時国会は長期間が必要でした。しかし政府と与党は、国会論戦を避けるのです。特に、自衛隊のイラク派遣が期限切れとなる前に、閉会としたかったのでしょう。12月3日閉会に固執しました。
論戦は逃げの一手です。党首討論は3回開かれましたが、小泉首相の態度は、すり替えとはぐらかしに終始しました。「自衛隊のいるところは非戦闘地域」という説明は、「非戦闘地域に自衛隊を派遣する」という法律の規定を逆手に取っているのですが、これは明らかに間違いです。自衛隊が、政府の判断ミスで、戦闘地域に派遣されることもあり、そうなった場合は撤退するというのが法律です。小泉首相の説明では、法律は無視されることになります。「国会が決めたことをいやだと言ったことはない」というのも、意味のない答弁です。もともといやなことは、多数の力で決めさせないのですから。
《年金改革・イラク戦争》
民主党は再び、年金の抜本改革法案を提出しました。国民年金も含めた一元化と消費税の活用で、国会議員年金の廃止と保険料値上げの凍結も入っています。ところが小泉首相は、自らの案は示さず、鬼の首でも取ったように「三党合意」をたてに取ります。勝手なときだけ合意を持ち出し、いざとなったら数に物を言わせた強行採決なのです。国会は数が勝負なので、テーブルに着く前にメニューを決めておかないと、後の祭りになります。ぜひご理解下さい。
ブッシュ大統領の再選で、アメリカはますます居丈高になってきました。ファルージャの全面攻撃で、当座は勝つでしょうが、武力抵抗の拡大になるだけで、1月の選挙は風前の灯です。もう付き合いきれないと、軍の撤退を決めた国も次々。アメリカだけが正義だという考え方では、世界は平和になりません。帝国主義だと言いたくなります。民主党は、イラク特措法廃止法案を提出し、自衛隊の撤退を強く求めています。
《政治とカネ》
平成研の一億円小切手事件は、決して忘れてはいけません。民主党は、起訴された村岡兼造さんをお呼びして、事情を聞きました。政治資金報告書に書かないように指示したというのですが、村岡さんは真っ向から否定です。私も直接聞きましたが、筋道も通っており、態度も真剣でした。これは前代未聞の政治的謀略かもしれません。刑事責任を裁く裁判所とは別に、国会も政治の信頼回復のため、真相究明の責任があります。
民主党は、事件の解明だけでなく、迂回献金の禁止などを内容とする政治資金規正法改正案を提出しました。政党の資金管理団体を隠れ蓑にするのを禁止しようというのですが、ここでも与党は逃げ回るばかりです。粘り強く追求します。
皆様のお陰で国会議員在職25年 永年在職議員表彰
新しい時代を開く決意あらたに 10月27日の本会議で、在職25年の表彰を受けました。今回は私一人で、妻も傍聴席で見守る中、謝辞を述べました。その中に、次のような一節を入れました。
『思い起こせば最初の選挙は昭和52年、1977年の夏でした。私は、政治家の家に育ったので、政治への関心は強かったのですが、大学卒業の後、父の悪戦苦闘振りを見て、日本の政治の可能性に絶望し、その対極にある司法に職を求めていました。
ところが、本院に12年、衆議院に13年、永年表彰も受けた父が、その年の春、政治生命を賭けて新しい道を踏み出し、その直後に中道に倒れました。それも、私の誕生日に合わせるように、急いで旅立ったのです。政治に一身を捧げ尽くすその姿を目の当たりにし、小賢しい理屈で政治に絶望などという己の愚かさを悟り、父の残した道に従って、夏の参議院全国区選挙に立候補。今も本院にご在職の田英夫さんに続き、139万余の皆さんのご投票で、第2位当選の栄誉を与えていただきました。社会市民連合という新党で、当選は私一人。翌年、田さんたちと社会民主連合を立ち上げましたが、長くミニ政党のままでした。』議員歴25年は、ひとえにご支援くださった皆さんのおかげです。厚くお礼を申し上げます。そしていよいよ新年。総選挙はいつあっても不思議ではありません。小泉首相と岡田代表の任期は、共にこれから1年半です。その間に、何としても政権交代への条件を成熟させなければなりません。岡山県では、全選挙区で候補予定者が揃い、毎日血の滲むような努力を続けています。地方選挙でも、積極的に候補者を立てていきます。
議員会長として、永年表彰議員として、私の責任は極めて重要だと思っています。謝辞に次の一節も入れました。『今、新しい政治への胎動は、誰も押し止めることが出来ないほど、大きくなってきました。政治は、可能性の技術です。私たちの未来は、豊かな可能性に溢れているのです。これを閉じこめている既成のひからびた政治を終わりにし、国民の可能性を最大限に解き放し、みずみずしい発想で新しい時代を開くときが、すぐそこに来ているのを感じます。』
全力投球します。変わらぬご支援をお願いします。
第5区代表に花咲宏基さん 次期衆議院総選挙への布陣整う
「人は幸せになるために生まれてきた。」先の参議院選での、江田さんの演説の言葉です。私の政治の原点は、大前研一さんが生活者主権を掲げて立ち上げた「平成維新の会」でした。政治家と官僚、業界がつるんで国民を食い物にする「政官業の癒着」を断ち切り、生活者のための政治を行おうという運動に20代半ばは捧げました。残念ながらこの運動は頓挫しました。
そして、政治に失望しビジネスの世界に戻り、友人たちとベンチャー企業を立ち上げました。幸いにも、その会社は順調に成長しました。しかし、20代に抱いた不正への憤りは、変わらない自民党の政治に益々増すばかりでした。そして3年前、大学の先輩の長島議員(当時候補者)から、一緒に日本の政治を改革しようという誘いを受け、悩んだ末に、政治の世界に再度飛び込むことを決めました。
私は、10月19日に、民主党本部より衆院岡山5区での公認内定をいただきました。次期総選挙は、二大政党の下での政権交代をかけた歴史的な選挙です。自民王国の中で奮闘し長年戦われてこられた五月会の皆さまと、ご一緒に挑戦させていただくことを光栄に存じます。「私たちは幸せになるために生まれてきた。」利権に与る一部の人が幸せになる国から、努力する多くの国民が幸せになれる国に、皆さまと創りかえていきたいと存じます。
今後共ご指導の程宜しくお願い致します。
花咲 宏基(はなさき・ひろき) |
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1966年 8月 1985年 3月 1990年 3月 1990年 4月 1991年11月 1996年 9月 1997年11月 |
14日生(広島県尾道市) 金光学園中学高等学校卒業 慶応義塾大学法学部政治学科卒業 株式会社リクルート入社 平成維新の会(事務局長補佐として国会担当) 株式会社さかえ屋入社 株式会社コンテンツ入社 |
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2003年11月 | 衆議院議員長島昭久公設第二秘書 | ||
2004年 3月 | 民主党候補者公募に合格 | ||
2004年 4月 | 江田五月5区選対副事務長 | ||
現在 | 民主党岡山県第5区総支部代表 総社市に居を構え活動中 |
時尾ひろゆき再挑戦 倉敷市議選に向けて背水の陣
来年1月に行われる倉敷市議会議員選挙に出馬表明をされた時尾博幸さんが、事務所を開設されました。時尾さんは2年間江田五月の秘書として倉敷市で活動をし、今年4月の倉敷市議会議員補欠選挙では急な立候補にもかかわらず4万人以上の方からご支援を頂きました。
28歳の若い力で街づくりに挑戦します。
《今度こその決意》
五月会の皆様には日頃から大変お世話になっております。私は11月末江田秘書を退職し、唯一の民主党公認候補として捲土重来を期します。
19歳の時に行われた倉敷市長選で政治に関心を持ち、同じ年の秋に行われた岡山県知事選で江田議員の選挙をボランティアでお手伝いさせて頂いたのが、政治の世界に関わったきっかけです。亡くなった祖母を家族で介護していた体験や『老老介護』をされている方の声を聞く機会を通して、福祉政策をライフワークにして行きたいと思います。
また地域の実情に応じた子育て政策を、行政だけの判断ではなく、地域住民の声を十分汲み上げて施策に反映していける仕組み作りにも取り組んで行きたいと思います。
江田議員の下で勉強させて頂いた経験を活かして、「市民が主役」の市政実現のため頑張ります。
時尾 博幸 (ときお・ひろゆき)
1976年 6月8日 岡山県倉敷市で生まれる 1989年 倉敷市立水島小学校 卒業 1992年 倉敷市立水島中学校 卒業 1995年 岡山県立倉敷南高等学校 卒業 2001年 中央大学法学部通信教育課程 卒業 2002年 民主党岡山県総支部連合会 勤務 2003年 参議院議員江田五月4区担当秘書 2004年 倉敷市議会議員補欠選挙に挑戦、
41,882票で惜しくも次点現在 民主党岡山県第4区総支部 幹事長 民主党岡山県総支部連合会幹事 クラブデモクラッツ中国 幹事長
民主党岡田克也代表 岡山の台風被害を視察
現地職員から状況を聞く岡田代表 岡田代表が全国行脚の一環として11月3日に岡山・倉敷市を訪れました。最初に岡山市内で防災訓練に飛び入り参加、バケツリレーを体験しました。続いて江田議員も出席した県内の若者グループの勉強会に出席、「壁」をテーマに意見交換をしました。
午後からの倉敷では台風で発生した災害ごみを一時保管している産廃最終処分場を古市倉敷市長の案内で視察。ごみ処理経費に対する国の財政支援の要望を受け「政府は来年の通常国会だけでなく臨時国会でも補正予算を組むべき」と前向きに取り組んでいく考えを示しました。また、同所で進めている産業廃棄物と、一般廃棄物を同時に処理できるガス化溶融炉も見学しました。
江田五月 被災地の声を聞く
10月24日に江田議員に同行し、県北各地に爪あとを残した台風23号の被災お見舞いに伺いました。
各地の役場で災害対策本部が立ち上がり、被災箇所確認と地元民への状況説明で職員は大忙の中、緊張感漂うお見舞いとなりました。
久世町の風倒木被害(10/30撮影) 立て続けの台風襲来で、県北一帯で被災し、特に勝田郡・真庭郡の風倒木被害が深刻です。出荷目前の杉や檜の植林が根元から倒れていて、手のほどこしようがありません。現在の林業政策では不十分だと、関係者の皆さんは頭を抱えています。風倒木処理や今後の治山事業を考えると、国の手助けを迅速に行わなければ、と思います。自然と共存共栄が出来る林業政策を提案し、業界活性化を考える時期に来ているのではないでしょうか。
県北では大きな人的被害の報告はありませんが、屋根や車両の被害・停電断水により、生活に深刻な支障が出ました。県の試算では治山林道被害は54億円以上、家屋損壊や農作物などを合せた県下の被害総額は約80億円と莫大な損害です。
国への激甚災害指定申請も各団体から既に受け取り、江田議員は関係省庁と全力で交渉しています。江田議員が皆さまのお力になれるようなことがありましたら、どうぞ遠慮なく申し出ください。(3区担当 木下素典)
県議補選 片山みかさん善戦及ばず
「倉敷初の市民派議員を!」と民主党と江田五月グループが、県議補選に取り組みました。市長選挙で公開討論会を主催した片山みかさんが候補者となる決意を固めたのが、告示の二ヶ月前。準備の遅れを取り戻そうと頑張りましたが、3万6122票で次点となり、当選には至りませんでした。しかし、新しい市民の動きをつくり出すことが出来たのは成果です。これを一月の市議選につなげたいものです。 (羽場頼三郎) ☆決意新たに☆ 片山みか
短期間でしたが、みんな必死で戦いました。ありがとうございました。この悔しさをバネに頑張ります。
岡山県議補選開票結果投票率31.56%
(無効6,074、持ち帰り4)当選 41,617票 遠藤 康洋(43) 自民新 36,122票 片山 美可(36) 無所属新 27,829票 三村 英世(36) 無所属新
新庄村の仲間たち 新庄村の皆さんとふれあい
10月31日に江田議員は新庄村へご挨拶に伺いました。長年ご支援をいただいている皆さんが、「鍋でも囲みにおいで」と声をかけてくださり、早速およばれに…。
選挙の苦労話や合併問題で、話題は尽きることなく、楽しい時を過ごしました。
江田議員は皆さんとの触合いを大切にし、そして楽しみにしています。今年も忘年会をハシゴかなぁ。
江田三郎 晩年の肉声発見!
10月12日に江田三郎さんの生前の講演テープが見つかりました。横浜の同志で、社市連の監査委員をお勤めいただいた、故田畑卓さんの遺品から発見されました。亡くなる直前の昭和52年5月1日に埼玉県草加市文化会館で行われた講演が記録されていました。
「真に市民の目線に立った政治とはこう在るべきだ」と社会市民連合結成に向けた政治への熱い思いを力強く語っています。25年たった今でもなんら色あせず、学ぶべき事が多い内容でした。興味のある方がおられましたらこのテープを録音したCDをお送りさせて頂きます。ご希望の方は事務所までご連絡を下さい。この講演テープは江田五月のホームページでもお聞き頂けます。あわせて講演内容を文章に起こした講演録も掲載しておりますので、こちらもぜひご覧ください。
夏の参議院議員選挙では、多くの皆さまのご支持をいただき、ありがとうございました。おかげさまで、激戦を制することができました。全国的にも、民主党は改選議席を大きく上回り、政権交代まで、あと一歩。これからが正念場です。国会議員25年の経験と、民主党参議院議員会長としての役割をしっかり果たしていきます。 |
秘書短信 【1区 小林孝徳】
今年は参議院議員選挙や倉敷の県議補選などがあり多くの勉強をする事ができました。来年も各種選挙に全力で取り組んでいきます。またご無理なお願いをすると思いますが、ぜひとも宜しくお願いいたします。皆さん、風邪などには十分気をつけて来年もよい年でありますようお祈りしております。
【2区 清水俊平】
早いもので今年も残すところあと僅かとなりました。今年は厳しいと言われていた参議院選挙本番が迫り不安と緊張を抱え迎えた年明けでした。その頃に選挙が終わったら改めて一から政治の勉強をしていこうと思ったのを記憶しています。来年は秘書業も、もちろんですが、勉強不足な自分を少しでも成長できる一年にしていきます。来年も頑張りますので宜しくお願いします。
【3区 木下素典】
岡山事務所のスタッフに、「督促状」なるハガキが届きました。未払い金を払え、となにやら難しい言葉で書います。当然、当の本人には身に覚えのないことですが、怖くて仕方ないとのこと。債権回収をハガキで知らせることは絶対にありませんので、「おかしいな」と思ったら、警察や各担当地区秘書にご相談ください。ハガキの相手に電話をしたり、うかつにお金を振り込んだりは絶対にしないでください。「オレオレ詐欺」の電話にもご注意!警察や保険会社が直接に示談交渉や金銭要求をすることはありません。師走時期、何かと物騒になります。どうぞお気を付けください。
【5区 山田徳裕】
「花咲ひろき」次期衆議院議員候補者を代表とする、政権交代実現のための体制づくりの第一歩を、11月28日の第5区総支部の再結成総会で、全会一致で踏み出しました。「チャレンジする勇気!」を合言葉に頑張ります。力強いご支援の程お願いします。
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