1988/05 五月会だより No.40 ホーム主張目次たより目次前へ次へ

政治は今 君を核に動く! 各党各界から期待の声

江田五月励ます会 衆議院議長ら千人出席

市民政治の新しい風を政界に吹き込んだ社民連が結成されて十年。江田五月が父、江田三郎の遺志を継いで政界に転身し、「新しい政治、政権交替のできる野党づくり」を宣言してから十年。ようやく野党陣営にも協調と連帯の流れが勢いづいてきた昨今です。

このような時「江田五月君を励ます会」が東京で開かれました。参加者は各界のそうそうたるメンバー約1000名。会場には江田五への激励と期待の声が渦まき、新しい政治の夜明けを感じさせました。


 「江田五月君を励ます会」は四月十五日午後六時、赤坂プリンスホテルで開かれた。会場には立錐の余地もないほどの参加者。まず、開会にさきだち、世界的なピアニスト神谷郁代さんの演奏。「英雄江田五月」ならぬ「英雄ポロネーズ」(ショパン作曲)が大きな会場になり響いた。

 司会者は、社民連顧問の楢崎弥之助氏。力強く、時々ユーモアを交えながらの進行。主催者を代表して田 英夫氏(社民連常任顧問)が挨拶。「三月二十六日で社民連は結党十年を迎えた。何とか自民党に代わる政治勢力を!と訴え続けてきたが、今、日本の政治の中に大きな地殻変動が起こり始めた。その核となるのは江田五月」と訴える。

 つづいて各界代表が続々登場。まず、原 健三郎衆議院議長。「江田三郎先生とは政党は違うが、不思議とウマが合っていた。三郎先生の遺志を継いだ五月君、大いに奮闘して下さい。君の魅力をもってすれば、必ず人は集まってくる。」と、励ましの言葉。

 ついで多賀谷真稔衆院副議長。「毎週月曜日の朝、駅前で街頭演説をしていると聞いている。一党の委員長として苦労しているのだろう。もう雑用(?)は排除して政界再編のためにガンバレ」と、期待を表明。

 そして各党の代表挨拶に移る。

 社会党・山口鶴男書記長、「戦前・戦後を通じて、国会内会派で二人の党首をもっているのは今の社会党・護憲共同だけである。これは政界再編の一つの表れである。江田代表と一緒に頑張る」

 公明党・大久保直彦書記長、「昭和四十四年初当選の時、江・公・民時代と言われ、公明党が無くなるような気がしたたが、今は全的統一に向かっている。要は江田五月君だ」

 民社党・塚本三郎委員長、「小数は正義なり、多数は驕る。小数は理論が正しくなければ行動できない。小さくても社民連は正義の集団、頑張ってほしい」

 進歩党・田川誠一代表、「国会内の控室も社民連さんと一緒。心情的にも一緒にやりたい。新自由クラブは十一年目に解散した。江田五月君の健闘を祈る」

 サラリーマン新党・青木茂代表、「世の中が大きく動き始めた。江田五月さんが心臓になる時だ。私は腎臓になる。新しい江田五月時代に向かってばく進を」と激励。これほどの各党代表が揃っての挨拶は珍しい出来事。衆議院の正副議長が顔を揃えることも異例中の異例。

 次に、友人代表で土井たか子社会党委員長がニコニコ顔で登壇。「私は、江田三郎先生の部屋によく出入りした。昨年二月に三郎先生の焼香に行き、五月さんと三郎先生の奥様からあたたかいお言葉をいただいた。五月さんは、よく私のことを『おねえさん』と呼びます。私はこれからも、『三郎先生これでいいでしょうか』と何度も声をかけながら、五月さんと手をたずさえていく決意です」と、女性としての優しさと政治家としての力強さのあふれる挨拶。場内は万雷の拍手。

 江田五月代表はこれらの先輩達の励ましの言葉を受け、「まるで今日の会は江田三郎を偲ぶ会になった。(会場笑)私も少し偲んでみたい。父は亡くなる前に出版した「新しい政治をめざして」の本の中で、『花枝動かんと欲して春風寒し――』と、王維の詩を引用して心境を語っている。しかし、もうそんな季節(時代)は終わった。春の風が吹き、つぼみから今、まさに開こうとしている。昨年は労働組合も「連合」の時代へ突入した。政治も根本的に変わらなければならない。現実に、いろいろな野党の腕組みも摸索されている。流れを変えるのはこの一・二年だ。私は野党の大結集に向けて最大限の努力を尽くす」と熱意を込めてのお礼の挨拶。

 このあと民社党常任顧問、春日一幸氏の音頭で乾杯。そこで春日節、「社民連は政界の梁山泊のごとき、個性の強い有能な集団である。その代表である江田五月氏はよっぽどの傑物である。しかもまだ四十六才。無限の可能性を持っている。これからは三郎先生の遺志を継いで、革新中道政党の大同団結と、中道連合政権の実現に向かって奮闘して欲しい。自民党に目にものみせてくれるわ。江田五月ガンバレ」と、場内は割れんばかりの拍手。最後に、労働界を代表して、竪山利文連合会長。「五月さんの発想の豊かさと芯の強いところには尊敬している。社民連の政策と、我々の目指すものは全て同じだ。共に新しい政治のために頑張ろう。」と連帯の挨拶。

 会場には共産党を除く、各党から幹部クラスの国会議員や、各労働組合の委員長・会長、企業経営者、弁護士、一般市民など多彩な顔ぶれが多数参加。

 第二部はアトラクションとしてタレントの出門英さんの歌とおしゃべり。最後には江田五月と一緒に「昴(すばる)」の大合唱。舞台の上まで昇りつめる参加者もいて、興奮さめやらない様子。

 閉会の挨拶は阿部昭吾社民連書記長。「来年の参議院選挙は新しい野党の腕組みで闘う。私たちが十年間やってきた目的が今、花開かんとしている。若い江田代表を先頭にこの難関に立ち向かって行く。大きなご支援を」と訴え、散会した。


 五月三日、日本国憲法は満四十一才を迎えた。人にたとえれば不惑の年を一年過ぎた年齢である。次の知命の齢に向かってつつがなく成長することを先ずもって願わずにはいられない。

 ところで昨今の憲法をとりまく状況は、不惑の齢にふさわしい状況だろうか。筆者は必ずしもそうは思わない。否、寧ろ危かしい状況にあるとさえ言える。例えば先の国会で再上程され、現国会で継続審議されている拘禁二法案(刑事施設法案、留置施設法案)。これは憲法の大きな柱の一つである人権尊重主義を事実上否定する様な内容の法案だ。

 この法案の一番の問題点は捜査する者と身柄をあずかる者が同一機関であるというところにある。同じ警察署が被疑者を捜査し、身柄も管理する様になっている。英、米、仏、独をはじめとして近代民主主義の国では、この様な制度を取っている国はない。日本では今、警察の留置場が代用監獄として認められ、最高二十三日も、無防備のまま四六時中取り調べをされても仕方がない状態にあるが、これを固定化しようというのが今回の拘禁二法案なのだ。これでは、心理的、肉体的な圧迫によって無実の者が墟の自白で犯罪者にしたて上げられるおそれは大だ。しかも最近、自民党内に又ぞろ見え隠れする国家機密法案との抱き合わせによって、食品、環境等の市民運動でさえ思わぬ重罪で罰せられる危険性がある。

 憲法状況は決して平安とは言えない。市民の自由で闊達な運動のカこそ、真に憲法を生かす道だ。


みんなのページ 江田五月代表 就任3年
このさい言わせて!! 社民連結成10年によせて

弱い立場の人に政治の力を 県難病連絡協議会 会長 杉原 仁
 弱い立場(難病者)にある人の問題に真剣に取り組んでいただける先生。どんな小さな問題でも耳を傾けていただける先生。気軽に話が出来る先生。行動力のある先生。難病患者は全て先生を信頼し尊敬して居ります。
 これからも難病者が安心して療養生活が送れますように、国政の場でがんばっていただきたい。

「やあよろしく」と笑顔 邑久町・会社員 土井 都由美
 私が事務所で江田議員にお会いした時、「やあよろしく」と言って、さわやかな笑顔と共にがっしりと握手をして下さいました。国会議員というと、一部の知識階級の人達が何やらやっているというイメージしかありませんでしたが、江田議員には何か庶民的なあたたか味を感じました。きっと私達、一人一人の生活がより豊かで平和なものになるように頑張って下さる事と思います。御体に気を付けて頑張って下さい。

「国民の政治」のため頑張れ 岡山市・元校長 原 作太
 「五月晴れの鯉のぼり!」と云えば江田五月先生である。
 社民連十年目のめでたい節目を記念し、心からお慶びを申します。三郎先生の遺志を実現させようと、国民へのアピール・社民連代表としての責務等ご苦労の毎日と思う。
 国際化に対応できる「国民の政治」に頑張ってください。今、総べてが連合の時代へと急速な流転をはじめました。「宇宙の大道』を歩むことを信条とされ、昂の盟主に相応しく光り輝かれることを期待してやみません。

国際化時代の政治家に 赤坂町・自営業 森国 文雄
 赤坂町の江田ファンはインテリが多いのですが、もっと庶民の中に飛び込み、大衆の心をつかんでください。
 私は、江田三郎先生の構造改革路線に共鳴しています。現実をよくみつめ、理想に向かって一歩ずつ改革を積み重ねる理論体系は見事なものでした。社会党がいまだにモヤモヤしているのが残念です。
 五月さんはアメリカ、ソ連、イギリス、中国、そしてイスラエルと諸外国を訪ね、勉強しているようですが、国際化時代にふさわしい政治家になって下さい。

所得隠しの上手な人が金持ち!? 津山市・主婦 宮本 順子
 新聞に高額納税者の記事が出た。我々サラリーマンの家族には縁のない記事だがそれでも気になる。以前には申告した所得額で出ていたが今は納税額が出る。ちょっと錯覚を起し総所得が少い感じを受ける。しかし人によると名前の出る人より出ない所得隠しの上手な人の中に悪質な金持ちがいるとか。
 世は正に五月。一年で一番心地よい折、御名前の通りさわやかな五月晴れの笑顔でがんばって下さい。

雑用に忙殺されてはダメ!! 会社・社長 藤原 裕示
 音響で言うとダイナミックレンジが広すぎる。国際的な事や連合の事で頑張っているかと思えば、支援者の初盆に線香を立てに行く。このままだと雑用(?)に忙殺されて肝心な事が出来なくなる恐れがある。秘書等がもっと議員の代理をしてはどうだろうか、そして出来たスペースで議員には更に大きな仕事に取組んでもらいたい。「そこが議員の庶民的で良いところ」等の声も聞こえて来そうだが、支援者もこれからはもう少し配慮が必要であろう。

これからが正念租 津山市議  神崎 裕康
 苦節十年と云いいますが、政治体制の変化を求めて全国行脚をつづけ、楽しく語りかけて、ようやくあらゆる面で変化が始まりました。これからが正念場です。思えば東京大田公会堂での社会党大会で、故江田三郎先生が「社会主義の四つのビジョン」を提唱してから二十数年。時が過ぎ、人々は変りはしたが、目指す道は着実に前進しつつあります。五月先生のご活躍心から期待しています。

人の心を思いやる優しさ 岡山市フリーアルバイター 加藤 祐子
 物質的な繁栄とかけ声だけの国際化―そんな現代の世情の中で、私達は何かとても大切なものを忘れてきたのではないでしょうか。自分のまわりを見回して、人の心を思いやる優しさ、人の痛みを慮る労りの気持ち。優しさの本当の意味を問い直す時が来ています。言葉や理屈はもう沢山。
 私達一人一人の心の中に本当の思いやりの芽が育ってゆくような、そんな社会になるように、五月さんの歩みを見守っています。

あとがき
 今回、皆さんに好き勝手に述べてもらいました。登場していただいた方にお礼を申しあげます。「みんなのページ」は皆さんの意見や批判などでつくるページです。皆さんからのおたよりをお待ちしております。(編集部)


《津山五月会よりお知らせ》
 津山事務所において,以下の教室を開いています。
・ 中国語講座/毎週 月曜日・夜7:30より。
・ ワープロ教室/随時。
  尚、詳細なことは増永まで


第4回江田五月会旅行のおしらせ

湯本温泉と萩・津和野の旅
 おまたせいたしました。今回は静かな旅情を味わおうと“萩・津和野の旅”と決まりました。津和野では城下町を散歩しながら、森鴎外旧宅、石州和紙会館で和紙つくりを見学。夜は湯本温泉で旅の疲れを癒し、楽しい宴会を!
 歴史の重みに支えられた美しい街なみを歩く時、萩情緒が一段と盛り上がります。是非ご参加ください。

 ・ と き  6月11・12日(土・日)午前7時出発
 ・ コース 津和野、松陰神社、湯本温泉、青海島、萩焼見学、武家屋敷
 ・ 会 費 1人20,000円
 ・申込み 電話か郵便で6月5日までに
       (お申し込み金として10,000円いただきます。)


江田五月の活動日記
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 部落解放同盟全国大会/新型間接税反対・減税要求大会
 新岡山空港開港式/南西航空新線就航祝賀会
 反核・軍縮地球を守る女たちの岡山集会/松下労組ビデオ支部結成十五周年記念式典
 鉄道労連幹部と懇談/二十一世紀クラブ例会
 「瀬戸大橋博'88岡山」開会式/御津町国会報告会
 矢野公明党委員長と懇談/楢崎弥之助代議士祝賀会
 国家秘密法に反対する市民連絡会/労働社会問題研究センター創立十周年記念祝賀会
 災害遺児の高校進学を進める会/黒川武総評議長
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 瀬戸大橋開通記念サイクリング大会/中国電力労組津山営業所支部大会
 塚本民社党委員長の母の告別式
 永末民社党副委員長/大久保公明党書記長/横山日教組国対委員長
 アデリ駐日イラン大使と懇談/日米議員交流プログラム・レセプション
 青年会議所OBの政経同志会
 瀬戸大橋開通式渡り初め・祝賀パーティー
 田辺誠社会党前書記長/日本反アパルトヘイト牛嶋東京代表
 平沼剋夫大蔵政治次官の就任祝賀会
 社民連全国運営委員会/江田五月を励ます会
 東京岡山県人会/パレスチナ・ユダヤ人問題研究会
 「連合」竪山議長と懇談/秋田貞美社長(秋田書店)
 宇野宗佑外相/藤井英男日弁連会長/兼田和己自治労書記長/福原達夫勝北町長
 部落解放同盟岡山県連大会/高原勝哉野外パーティー
 東大同窓生「文行会」/農産物自由化反対国会議員集会
 臨教審関連六法案防止総決起集会
 章曙駐日中国大使/日本政治研究所セミナーで講演
 第五九回中央メーデー/矢野公明党委員長と会談/リアニス・ギリシャ大使
 パレスチナ人権調査団代長としてイスラエルヘ出発

23年ぶりの統一メーデー

 五月一日は働く者の祭典メーデー。アメリカの労働者が八時間労働制の実現を要求してストライキに立ち上がった日が、その起源である。

 今年の岡山県中央メーデーは、二十三年ぶりに統一メーデーが実現。対立・抗争の歴史に終止符がうたれ、協調と連帯の時代が始ったのだ。

 メーデーには約二万人が参加、主催者も来賓も異口同音に、統一メーデーの実現と「連合」の役割を高く評価していた。

 集会後はスポーツ大会、歌謡大会、産業・福祉バザール、花いっぱい運動と楽しい一日であった。


反アパルトヘイトの先頭に

 南アフリカ共和国のアパルトヘイト(人種隔離)政策を皆さんはご存知でしょうか。最近公開された「遠い夜明け」という映画をご覧になった方は理解いただけると思います。

 四月十日、南アフリカの新聞に掲載された黒人政治犯釈放要求などの意見広告に、社会・民社・公明・社民連の国会議員計百三十三名が賛同人として名前を通らねました。江田議員は、今後は自民党にも呼びかけ超党派で、反アパルトヘイト議員連盟をつくると張切っています。

「他国のことだからと言って黙っていてはいけない。政治家は絶えず世界の平和と人権の尊重を考えていくことが大切」


邑久町議選 末石朝夫(当選)

 菜の花咲き乱れる邑久町に四日十九日からスピーカーの音が鳴りひびいた。邑久町議会議員選挙の告示である。

 社民連は、五期目をめざす末石朝夫氏を公認し、万全の選挙戦に臨んだ。末石氏と同じ地元から新人を含む四人が立候補するという激戦であったが、終始盛り上がりのムードで進む。

 結果570票。第13位当選。前回より約40票伸ばし、社民連の議席を確保した。


〈 国会報告 〉文教委員会で大活躍

 江田議員は衆議院文教委員会に所属。毎日のように開会される社会党・護憲共同の文教部会と、文部官僚を呼んでのレクチャー、そして文教委員会。政界再編の仕事もさることながら、文教委員としても大活躍の江田議員。
 今国会の焦点である文部省提案の臨教審答申に基く六法案に村して、市民サイドに立っての大論戦や国側の対応を鋭く追及する質問――。

(1)高知学芸高校の修学旅行上海列車事故に対する政治側の補償問題の基本姿勢。
(2)「校則」の見直し。
(3)教科書記述にみられる少数民族への取り扱い。
(4)台湾出身中学生の教師殺人事件にみられる教育の問題など――。

 これから日本の将来を背負って立つ子供達の為に、江田議員は奮闘しております。読者の皆さんからのご意見もどんどん取り入れます。 乞う支援。


人間回復の長島大橋

 五月九日、“人間回復の橋”完成。邑久町虫明沖に浮かぶ長島と本土とが一つの橋で結ばれた。名前は“邑久長島大橋”。当日は開通式に祝福のエールを送るかのように青く晴れ上がり、患者たちは万感の想いで一歩ずつ踏みしめながら渡っていた。

 長島にはハンセン氏病の二つの療養所(長島愛生園と邑久光明園)があり、長い間社会から隔絶されていたが、本土と陸続きになった今、不自由な離島の生活から開放され、社会との交流も活発となり、この邑久長島大橋が心と心を結ぶ架け橋となるであろう。


社民連三役と連合三役とが懇談

 待望の「準備会」が二月二十七日に発足。構成員は約92,000名、その連合三役と社民連との懇談会が四月一日夜に行われた。

 まず江田代表と堀井会長から挨拶があり、早速、卒直な懇談にはいる。話題は参議院岡山選挙区の候補候補問題が中心。「連合統一候補の擁立による四党提携がが一番よい」と意見一致。政党と連合の関係についても意見交換。「政党と労組は性格も構成も違うが、その前提にたって、両者が協力しあうのがよい」「労働戦線は統一に向っている。革新・中道政党も提携・統一の方向に進んで欲しい」と、この点でも一致。和気アイアイのうちに再会を約束した。


高原かつや野外パーティー

 捲土重来を期す高原かつや恒例の野外パーティーが四月二十四日、高松城址で開催された。新緑に囲まれた会場には後援会の方々による十五店の屋台が出た。曇り時々雨というあいにくの天候であったが、約五〇〇人の人出で賑わい、好評の屋台の前には長い列ができ、裏方さんも汗だくの態。このほか綱引大会、カラオケ大会も好評で、多数の人が参加した。江田議員も出席して高原かつやを激励、来年の参院選での必勝を期して閉会した。(M・M)    


国会見学

 大学のゼミの研修旅行で、豪華で、強大な国会議事堂を訪れた。幸運にも江田先生とお会いすることもできた。きびきびとした笑顔が印象的な大変若々しい方だった。

 しかし反面、国会議事堂へ入る時は、必ず通行許可証の提示や、まがり角のいたる所に立ち、目を光らせている警官。忙しく走る黒塗りの高級車。日本の方向づけをしている場所がこれでよいのでしょうか。

 私は今、政治のなまの姿の一片を見て、少し大人になった気がする。(M・O)


編集後記

 長期東京出張から緑美しい岡山に帰ってきました。今号より“五月会だより”の編集に復帰します。
 権力の間近で仕事をした三ヶ月間。とめどなく開かれる各委員会。その理事会と、休会、散会の繰り返し、裏取り引き、「国会は生きている」という感じ。
 毎日のように訪れる陳情団。全国津々浦々から、各界各層の市民、団体。政治のなんたるか、政治家はどうあるべきか、少し考える時間が欲しくなりました。でも時間がありません。新しい政治の花が開こうとしています。(ノブ)


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