1991/05 五月会だより No.56 ホーム主張目次たより目次前へ次へ


統一地方選 江田五月グループ躍進!

四年に一度の統一地方選挙が行われた。岡山社民連江田五月グループは、津山市長には永礼達造氏を推薦。県会議員には公認一名、推薦五名、市会議員には公認二名、推薦三名、町村会議員には公認一名、推薦二名を擁立して闘い、とくに「生産・開発優先の政治よりも生活・環境優先の政治を」 「新しい政治は新しいタイプの議員で」 「今こそ、新しい政治の創造を」 と訴え、大きな成果をあげた。


県議選は五勝一敗
 公認一名、推薦五名を擁立して闘った。
 藤木さんの惜敗は残念だが、五勝一敗の成績は一応評価できると思う。

 ことに社会・公明・民社・社民連の四党推薦・連合型候補である藤村さんが、定員一名区の選挙区で勝利したことは特筆大書してもよいと思う。

 県会議員選挙の結果から見た問題点は、一つは、無投票当選(すべて自民党)の選挙区が九ヵ所、当選者が十名もあったこと。もう一つは、社会党の後退が目立ったことである。政党エゴがあって、四党統一候補が二選挙区しかできなかったことは、何としても残念であった。

9545 橘 民義 公認・現(岡山市)
15313 佐古 信五 推薦・現(倉敷市)
11821 藤木 靖史 推薦・新(津山市)
12172 河崎 展忠 推薦・元(玉野市)
9638 藤村 欣裕 推薦・新(備前市)
15640 井本 丈夫 推薦・現(赤磐郡)


津山市長選では、永礼氏が三選
 社民連・民社・連合岡山、それに保守系の一部も推薦、自民党推薦の後山氏に7,835票の大差をつけて勝利した。この勝利は永礼市政八ヵ年の実績が評価されたのと、「保・革を乗り越えて市民党の立場を」との訴えが支持されたものと思う。

30508 永礼 達造 無・現
22673 後山 富士水 無・新


市会は全員当選。岡山市で一増。
 公認二名、推薦三名を擁立して闘った。結果はオール当選、立派な成績である。
 特に岡山市では、さる二月の安宅敬祐市長の実現につづいての全員当選、素晴らしいと思う。江田五月グループの責任はますます重大。

岡山市


4636
3665
3410
羽場頼三郎
寺田 明生
則武伸一郎
公認・新
公認・現
推薦・現
津山市
1785 神崎 裕康 推薦・現
玉野市
1188 湯浅 慎司 推薦・新


町村議はあと一歩
 
町村会議員には公認一名、推薦二名を擁立して闘ったが、いずれも惜敗。
 岸さんは七票差、浅原さんは二票差、もう少し努力していれば当選してたのに、かえすがえすも残念。



 279
136
127
岸 覚
山口 文男
浅原 孝
公認・(長船町)
推薦・(加茂川町)
推薦・(八束村)

 長かった統一地方選挙も終わりました。

 まずは、社民連・江田五月グループの躍進を皆さんと共に喜びたいと思います。

 岡山レベルでみてみると、特筆すべきは、何といっても安宅市長の誕生でしょう。初めから江田グループだけでかかえてというのではなかったわけだから、それ程、自慢にはなるまい、という御人もおいででしょうが、結果的とはいえ、社民連単独推薦で現職市長を破ったわけだから、ほめられていいと思います。

 しかも、既存の大政党や、業界のひもつきでない、全くの市民市長の誕生ということで、日本の中堅都市のしかも県都では、極めて注目に値することだと思います。今、世界中でわき起こりつつある市民パワーのなせる業といえると思います。「市民と直結した市長」を大切に育てていかなければなりません。

 次に、市議会議員選挙では現職が大幅に票を減らしたなど反省点もありますが、結果的には新人一人を含め、江田グループ三人、所属会派の民主クラブは五名で正会派となり、安宅与党として、大きく躍進すること間違いなし、大変結構なことだと思います。

 県議選はやや不満。特に、倉敷の佐古信五氏が、当選直後に社民連を離党するという残念な事態が発生、佐古氏にとっても政治家として、今後が危ぶまれることになるのではないか。岡山の橘県議の票の激減も気になるところです。

 全国的にみて社会党の大幅目減りは、ここまでくれば、野党再編、新党結成の契機にしなければならないでしょう。


県議会新会派 民主クラブ結成! 今後の動きに高まる期待

 去る四月一四日に行なわれた岡山県議選で、社民連の公認、推薦を受けて当選した四人を含む七人が、新会派「民主クラブ」を結成しました。この会派は、自民党に次いで議会内第二の勢力。五月七日、会派届けを済ませた、河崎展忠さん、井本丈夫さん、橘民義さん、藤村欣裕さんに今後の抱負、政界再編の展望など、ざっくばらんに語ってもらいました。


(司会/大亀幸雄県社民連書記長・文中敬称略)

揺らぐ保守・革新の規準

大亀「どうもお忙しい中、ご苦労様です。随分と(選挙戦で)日焼けされた方もおられるけれど、皆さん、まず選挙の感想を。井本さんなどは楽勝だったけど…」

井本「いやいや。当初、新聞等で『無投票か』と書かれたものですから、最後までムードが盛り上がらず、苦労しました。それでも、有効投票中九十三%のご支持を頂き、感謝してます」

大亀「橘君は、随分ヒヤヒヤの結果だったが」

「決して安心していた訳じゃないんですが、反省すべき点も沢山ありますねぇ」

大亀「河崎さんも、順番争いは別として、前評判は当選間違い無しという感じで」

河崎「私の場合は、『当確』で苦労しました。後援会も推薦団体も、本来の動きはありませんでした。
 ただ、社・公・民・社民連と四党に推薦を依頼したんですが、推薦は社民連だけ。社民連のことは肝に銘じて、一生忘れてはいけませんね(笑)」

大亀「藤村さんは、四党と連合推薦、会社の支援も受け、と言うことで、ある意味では保・革の璧を乗り越えた選挙だった訳だけれども、逆にあちこちに気兼ねして、『やりにくい』、なんてことは無かったですか」

藤村「まあ、確かに演説や政策が、最大公約数的になるといった面もありました。
 しかし、もともと一名区の議員は、保革を越えた幅広い市民の代表、という性格が強いですから。『備前市民党』という訴えが、受け入れられて、よかったと思います」

井本「四年前の選挙では、私も藤村さんと同じような立場でして、自民党が『保守の灯を消すな』と檄を飛ばしたり、自民党でなければ何も出来ん、とも言われました。
 しかし、実際議員活動をする上で、保守とか革新とかが問題になることはまず無かったですよ。要は本人が、どれだけきちんと問題に取り組むかですよ。それと誠実、公正ですね」

大亀「なるほど。地方政治、特に一名区の場合、旧来の保守・革新という色分けは余り意味が無い、と。むしろ民意の吸収のしかた、つまり幅広く人々の意見を聞き、それを集約するスタイルを取るか、それとも『俺について来い』的なスタイルを取るか、という政治手法の違いが重要で…」

河崎「(今までは)中央集権か地方分権か、で保守・革新の分かれ道、みたいなところがありました。ところが今や、都知事選でも見られるように、保守の中にも『反中央』志向が出てきた。
 地方分権が必ずしも革新の専売特許ではなくなってきている点も見逃せませんね」

長野『長期』政権に一言

大亀「少し話題を変えて『長野県政』についてご意見を伺いたいと思いますが」

河崎「最初に長野さんが当選した時は『さすが県民サイドで選ばれた』という感じでした。しかし、最近ではチボリ問題に見られるように、どうもそうじゃ無くなって来たという感じだな」

大亀「どうも、県民の皆さんの長野県政に対する見方が、ここのところ、非常に厳しい感じがしますねぇ」

河崎「なのに、何で長野さんが地位を保っているかというと、清潔だからじやないですか」

大亀「それと、方向は別として真面目だし、あの構想力はなかなかのもんですよ。
 しかし世間の声は『権力的』『市民運動に理解が無い』『側近政治』、もっと言えば、裸の王様…、と手厳しいですねぇ」

「知事の発想というのは、余りにも開発中心でしょ。
 さっきの保守・革新の色分けに戻るけど、僕は県政の保革を敢えて分けるなら、開発よりも環境を、生産よりも生活を優先するのが革新だ、と思うんです。それと、人権、福祉をどれだけ大切にするか…」

大亀「平たく言えば、知事の姿勢には『生活者の政治』と言う視点が少ない、と」

河崎「新しい理念が必要なのになぁ。さあ、これからの岡山をどうする、という時、常に開発、企業利益優先、という旧態然とした発想から抜け出せない。
 時代という物差しから見ても、限界が来てる」

藤村「『長期政権』というのも、問題だと思います。人間、そう長期間集中力は持続しませんからね。どうしても、どこかに歪が出る。
 それが、批判となって現れている面があるでしょうね」

政界再編・新党に向けて

大亀「さて、そろそろ時間も 迫って来たので、今後の抱負を、政界再編・新党結成の見通しなども織り混ぜながら一言ずつ。まず、河崎さんから」

河崎「ハハハ、その辺のまとめは大亀さんの方が適役なんだが…。
 今は、自民党の中も揉めてるんじゃないかな。日本の将来像を、真剣に模索する人々と、昔ながらの経済優先主義でよかれ、という人たちと。でも、野党が内輪もめを続けてくれてるから、ひと安心。で、当分は割れない。ということは、野党が変われば、自民党も変わらざるを得ない訳です。そういう時期に、民主クラプという新会派が出来た。これから我々はどういうアクションを起こすか真剣に議論し、願わくは、政界再編の起爆材に、という覚悟で項張りたいですね」

井本「民主クラブと言うのは、幅広い県民の声を、保・革の対立や党派を乗り越えて集約し、県政に生かす役割を担っておる、と思います。
 世論調査などを見ても、今や県民・国民は、何党でなけりやイカンなんて思ってない。
 これだけ価値観が多様化した社会で、教条的なイデオロギーを振り回すのは誤りだと思いますよ」

「既存の政党が、存在意義を問われているのは確かですが、これからは一歩進んで『どうやって、国民にとって魅力的な、新しい政治の形を作って行くか』を考えるべきです。色々な議論はあるでしょうが、僕はやはり『新党』が一番だと思いますよ。つまり、今の政党、特に野党は、それぞれ特殊な立場しか代表できず、しかも各党が自分の立場に固執し続けている。これじゃあ様々な意見を集約し、合意を形成して行くのは不可能です」

藤村「私のような連合型選挙や、新会派結成などの動きが、そうした新しい政治の流れを作るきっかけになってくれれば幸いです」

「それと、うまくまとまれば、藤村さんや井本さんのように一名区でも勝てるんだから、国政レベルでも小選挙区的なものを、いたずらに恐れるんじゃなく、むしろ政界再編の好機とするくらい意気込みがあってもいいんじゃないでしょうか。
 『新党』が政権交代を目指さなければ、何の意味も無いですからね」

藤村「でも一名区の選挙は厳しいですよ(笑)」

大亀「いやいや、議論も白熱してこれから、という所なんですが…。残念ながら、時間が来たようですね。
 いずれにしても、皆さんの努力で『お、民主クラブ、やるじゃないか』ということになれば、岡山、引いては日本の政界再編にも、良い影響を及ぼす訳ですから、どうかひとつ、頑張ってください」


社民連 各地で議席のばす 全国の結果と展望

続々当選

 社民連は、各野党苦戦の中、大健闘。政界再編に向けて快調なスタートとなりました。

 前半の知事選挙では、北海道、神奈川、大阪、福岡の四名を推薦し全員当選。道府県会議員は、公認六名全員と、推薦七十五名中、三十九名が当選。また政令指定都市議員選挙では四十三名の推薦中、二十四名が当選しました。

 後半の市区町村議会議員選挙では、六十名中、四十九名が当選。なかでも新人二十名のチャレンジャーのうち十二名が当選したことはまさに快挙といえるでしょう。

 特徴的だったのは、前半の県議会議員選挙では、公認候補で現職の守谷吉男氏、和田広弥氏、開口修氏の三名のベテランの当選につづき、新人の渡部秀勝氏が初当選を決めた山形が大躍進。京都も公認で二期めに臨んだ三上信子氏をはじめ、推薦を含めて九名の当選をはたし、同時に行なわれた市議選でも十三名(新人二名含む)を確保しました。

 後半の市区町村議会議員選挙で圧巻だったのは東京都下、三多摩地区から出た候補。

 新人ながら断然トップの吉村誠司国分寺市議(三五才)を皮切りに、深沢達也武蔵野市議(三八才)一位、川村幹清瀬市議(二九才)一位、小林正則小平市議(三八才)二位、上島儀望八王寺市議(五五才)三位、木内徹東村山市議(四一才)四位、高井章博三鷹市議(二五才)五位など圧倒的な強さをみせつけました。まさに若さと市民パワーの大爆発といったところです。


〈 通常国会はすれ違い 〉
 第120回国会は、5月8日、150日の会期を終えて閉会となりました。

 この国会の最大の課題は、政治改革と湾岸戦争への対応だったはずです。ところが、政治改革は議論もなく、湾岸戦争はすれ違いの議論ばかりで、これでは国会が役割を果しているとは言えません。

 総額130億ドルの拠出のほか、いれゆる人的貢献として、昨秋「国連平和協力法」を作ろうとして失敗。次に特例政令を作って自衛隊機を派遣しようとして失敗。やっと今、自衛隊法の解釈で掃海艇を派遣しています。法律がダメで、政府だけでできる政令でもダメで、解釈でやってしまおうというのですから、よほど強い自衛隊海外派遣への意志があったわけです。

 世界の中で生かされている日本が、今や世界経済の15パーセントを占める国として、人の面でも世界の中で役割を果していくのは当然です。そのための法や組織の整備を、国会で真正面から議論すべきです。戦後の復興や環境回復、難民対策など、課題も山積。

 それなのに、議論を避けて自衛隊派遣のみに工夫をこらすのは、ねらいが別にあると疑われても仕方ありません。

 野党も、自衛隊つぶしだけで、日本の役割を議論しないのでは、やはり落第です。

 育児休業法の制定、地価税の創設、大店法の改正などもありましたが、これだけでは国民は満足しません。政治が国民の期待を大きく裏切っていることは明らかです。

〈 統一地方選挙から新党へ 〉
 このことは、地方選挙の結果でもはっきり出ました。

 東京都知事選挙は、自公民の磯村さんが現職鈴木さんに惨敗。それでは社か共が勝ったのかというと、こちらは共に供託金没収というひどさ。

 鈴木さんは政策がすばらしかったのでなく、政党に蟷螂の斧よろしく抵抗したから、国民が大拍手を送ったのです。

 政党はどれも落第。しかし民主政治は政党なしには運営できません。それならば、政党を作り方えるしかないではありませんか。

 社会党は、都知事選挙だけでなく、全国的に惨敗しました。政党への非難を一身に受けた形です。この党の基礎自体から、検討し直さなければいけません。

 その中で社民連は健闘しました。数を考えると威張ることはできませんが、少くとも新しい政党の方向性は探ることができると思います。

 東西対立を前提に「社会主義」モデルの経済や社会をめざすのでなく、新しい世界秩序の構築や生活社会、共生社会をめざす政党こそが、自民党に代わるライバル政党たり得るのだと思います。

 政権交代のためには、社会党は欠かせません。しかし今の社会党では政権は取れません。ショックが大きいだけに、会回の社会党再建論議は、熱が入ると思います。

 新党になったと国民に認めてもらえるような再編成のために、私も全力をつくします。


「民主クラブ」誕生の経緯 自民党に次ぐ議会第二の会派

 岡山県議会の新会派「民主クラブ」は、橘民義をはじめ、社民連・江田五月グループの公認、推薦を得て当選した四人と、民社党の議員三人の計七名で構成される。

 当初社民連や労働界の一部は、自民・共産を除く、いわゆる『大連合』構想を提唱、次いで、特殊な党内事情を抱える公明党を除いた『中連合』の道も模索されたが、各党の思惑が交錯し、政党の枠を越えた合同会派構想は、暗礁に乗り上げた。

 しかし、県民の声は各党の対立ではなく、良識ある勢力の結集である、という考えのもと、橘氏らが構力的な動きを見せ、タイムリミットぎりぎりの五月七日、ようやく新会派の届出となった。

 七名という人数は、自民党に次ぎ議会第二の勢力ということで、社会(六名)、公明(五名)が難色を示す一幕もあったが、「今後とも『大連合』的会派の成立に向け、各党が努力する」「民主クラブと社・公両会派は、議会運営等につき、対話、協力関係を保つ」ということで、了解が成立。

 江田代表の地元岡山で、全国に先駆け、野党再編・新党に向けて、確実な一歩を踏み出したことは画期的であるが、同時に岡山県政に対する責任も一層重いものとなった訳で、今後、県民の期待に応えるべく、全力を尽くしてもらいたい。(文中敬称略)

(民主クラブの顔ぶれ)
河崎 展忠(無所属・玉野市)
舛田 貞三(民社党・倉敷市)
田岡 嘉一(無所属・倉敷市)
井本 丈夫(無所属・赤磐郡)
橘 民義 (社民連・岡山市)
藤村 欣裕(無所属・備前市)
松山 茂樹(民社党・岡山市)


佐古信五氏の離党問題について

岡山社民連は、四月二十七日に第五十九回運営委員会を開き、佐古信五氏からの口頭による離党届について協議した。

その結果、佐古氏は岡山社民連結党以来の党員であり、故・江田三郎の秘書であり、江田五月の秘書も経験している。しかも県会議員選挙にあたっては岡山社民連の推薦(公認でなく推薦にしたのは本人の希望による)を受けている。このような経過からいっても、また政治家の倫理としても「離党届は文書で、その理由も明確にして提出すべきである」と決定した。 

いずれにしても、社民連推薦候補が、選挙が終わったら直ちに自民党へ入党の手続きをとるとは、唯々おどろく外ない。

もし佐古氏から、正式文書による離党届がなければ、岡山社民連としては、公開質問状を出すこともあわせて確認した。


第62回中央メーデー 生活者の政権をめざす新党を

 
第六二回メーデー中央大会が東京の代々木公園で盛大に開催されました。

 山岸章連合会長の挨拶のあと江田五月は来賓祝辞を述べ、その後、社民連は東京秘書の江田洋一を旗手に明治公園までお揃いのTシャツを着てデモ行進を行ないました。

 江田五月の祝辞の要旨は以下の通り。

 「五月一日は毎年元気が出る日ですが、今年はとりわけ意義が大きいと思います。一つは今年が時短元年になったことです。時間短縮は労働条件の改善はもとより「生活」を大切にする社会をつくり、国際社会とのハーモナイゼーションを実現するためにも大きな課題でした。今年は年間1800時間の目標への貴重な第一歩となりました。メーデーを休日にするために野党共同提案の祝日法改正の動きが出てきたこともよいことです。皆さんの力で参議院が与野党逆転したのですから、私たちは頑張らなければなりません。もう一つは、野党が本当に正念場だということです。野党の対応いかんで日本の政治の選択肢が大きく変わります。世界情勢の大きな変化の中で、私たちは昨年秋から「生活者の政権をめざす新党」の結成を呼びかけています。皆さんと共に、大きな運動をおこして、国際社会に積極的に貢献できる生活者のための政権をつくりたいと思います。共に頑張りましょう」


江田五月会 世話人会開く
江田・大亀報告は全員一致で承認

 五月二日、江田五月会世話人合が約四十名の出席のもと開かれた。

 まず主催者を代表して河原太郎江田五月会会長が挨拶。座長に寺田明生岡山市議会議員を選出。そして江田代表より統一地方選挙の全国の状況、その後の中央の政治情勢等の報告があった。

 つづいて大亀書記長より、岡山県内の統一地方選と、岡山、津山市長選挙の総括と県政界の動き、そして県議会新会派派“民主クラブ”結成の経過、さらに今後の県政界の展望と社民連の歩むべき道などについての報告があった。

 出席者全員、万場一致で江田報告、大亀報告を承認し今後とも社民連の提唱する政界再編成、新党構想を支援していくことを再確認して散会した。


三方五湖めぐりと 山中温泉の旅

 江田五月会旅行の御案内 

紺碧の水をたたえる三方五湖。北陸屈指の古湯、山中温泉。江田五月といっしょに風情ある町並を楽しみませんか。

日時 6月23・24日(土・日)/行先 四国松山、道後温泉
会費 25,000円(お申し込み金として10,000円いただきます。残りは当日いただきます。)
募集定員120名 お早く、お申し込みを!

お申し込みはお電話か、郵便で6月8日までに(必着)
詳しくは江田五月事務所まで


編集後記 

 先の統一地方選挙では皆様に大変お世話になりました。わが社民連、江田五月グループも大躍進。その分責任も重大。市民のため、生活者のための政治をめざし、今後も奮闘する覚悟です。何卒よろしくお願い致します。

 さて、今号は統一地方選特集号。岡山県内はもとより、続々と当選した全国の仲間の様子も紹介しました。

 また二面には、新県議四人に集まってもらって座談会を開き抱負を語ってもらいました。常に身近かな存在で、市民のための政治を実現すべく頑張ってほしいと思います。


1991/05 五月会だより No.56 ホーム主張目次たより目次前へ次へ