1993/07/19 号外 ホーム主張目次たより目次前へ次へ

121,400人が、新しい政治に期待!

930718.jpg (11858 バイト) 午後7時40分、早々と「江田五月当確」の報が流れ、事務所は大きな歓声に包まれた。東京にいる江田五月に代わって、京子夫人が声をつまらせながら、感謝のことばを述べる。
 そして、大亀選対委員長が「いま、政治は激しく動いている。新しい政治、新しい政権をめざす江田五月への期待をひしひしと感じる。その期待が、大量得票という形で表れるだろう。今度は江田五月がその期待に応える番。
 大亀氏の言葉通り江田五月は順調に票を伸ばし、121,400票という空前の得票で、4期連続のトップ当選を果たした。

談 話

 121,400票、四期連続トップ当選。
 まず皆様のご支援に心から感謝したい。この成績は「新しい政治、新しい政党、新しい政権」をめざして奮闘する江田五月への激励と受けとめたい。
 日本の政治は、いよいよ新しい時代に突入した。多少の曲折はあろうが、必ず市民が主役の、新しい政党が誕生すると確信する。
 私たちは、この歴史的大事業を国民との共同作業で実現するために闘うことを誓う。

7月19日 岡山県社民連 書記長 大亀幸雄

121,400 江田五月52 連前
86,532 逢沢一郎39 自前
75,521 平沼赳夫53 自前
71,222 日笠勝之48 公前
67,451 熊代昭彦53 自前
55,970 谷村啓介61 社前
26,567 松田準一43 共新
1,697 日本太郎52 無新

日本の政治も晴れたらいいね
人気集めた「てるてる坊主」

 公示日の翌日、事務所の玄関先にグリーンの大きなてるてる坊主が吊された。作ったのは江田五月を支える女性グループ「アゼリア会のメンバーたち。てるてる坊主の下に垂らした布には「あした転機になあれ」の文字が。
 政権交代で、うっとうしい梅雨のような日本の政治も『晴れたらいいね』というわけだ。
 その甲斐あってか、梅雨の真っ最中にもかかわらず、江田五月が岡山に帰った日は、いつも上天気。

ところが、新聞にも大きく取り上げられた翌日、「てるてる坊主」は何者かに盗み去られてしまった!犯人は誰か?盗難届を出すのも大げさな話、追求のすべはない。
 アゼリア会の皆さんの手で、改めて2つのグリーン「てるてる坊主」が作られ、今度は用心を、とばかりに二階の窓から吊された。
 そして選挙は終わった。政治の「転機」は、当初の予想ほど劇的にではないが確かに訪れようとしている。

「五月株」申込みハガキつき法定ビラが大好評

 選挙期間中に配る法定ビラにも、江田五月グループならではのアイデアが‥。
 一つは、政治姿勢アンケート。法定ビラの一部がハガキになっていて、「選挙後、腕を組むとしたら、どの政党がいいか?」「新しい政権に収り組んでほしい政治課題は何か?」などの質問が並んでいる。とかく一方通行になりがちな選挙運動を、少しでも「対話型」にしようと知恵を絞ったものだ。
 さらに、アンケートの裏が「江田五月株」の申込書こなっているところもミソ。「五月株」は、江田五月の政治活動を支援するカンパに対する領収書。「配当は、江田五月がいい政治をすること」。
今回の選挙は、政治改革・政界再編選挙。まさに江田五月の出番、という事で『株価』は急上昇。選挙期間中だけで850万円の購入申込みが寄せられた。これは前回選挙の約3倍の数字。「この数字の伸びを見た時、4度目トップ当選を確信した」と大亀・選対委員長は述懐する。

過去にない盛り上がり、演説会は大成功

14日間の選挙期間中、江田五月が岡山に戻れたのはわずか5日間だけ。この5日間に、合計12回の個人演説会が開かれた。いずれの会場にも予想を上回る聴衆がつめかけ、熱気あふれる演説会となった。

アゼリア会、大活躍

 アゼリア会(江田五月を支える女性の会)は、今回の選挙でも大活躍。
 事務所の受付をはじめ、電話作戦、食事作り、事務処理から宣伝カーの乗員まで、さまざまな仕事をてきぱきとこなし、江田選挙をしっかりと支えた。
 7月11日、「シリウス」メンバーの参議院議員・乾晴美さんを招き岡山市内のホテルで開かれた「講演会」の成功も、アゼリア会のがんばり抜きには語れない。企画から運営までのほとんどすべてをアゼリアのメンバーがこなした。多忙な選挙ボランティアの仕事の合間を縫って「99円(後一歩で政権交代)」のチケットを売りさばき、何と400人もの参加者を集めたのだ。

訴え続けた江田五月の主張に、県民から大きな期待と共感が

 事務所を開いてから投票日までわずか3週間という短期決戦。「がんばれ!」の声援・拍手を浴びて江田選挙カーは走る。「手ごたえあり、だ。マイクの声を聞きつけ、家から飛び出して手を振る人。激励の声をかける人…。やはり江田選挙は違う。

 江田五月不在の間、選挙カーに乗った河原昭文・後援会長はそう語る。「ありがたいと思います。県下全域に主人の支持者がいらっしゃる…」と選挙日程の半分以上を選挙カーに乗った京子夫人。

 選挙カーは20〜30分に一回の割で、「スポット演説」をこなしていった。どこでも、人々が集まり、熱心に演説に耳を傾ける。
 数少ない江田五月本人乗車の日は、その数がぐんと増える。

 選挙の『華』、宣伝カー。しかし激務だ。事務所集合6時などという日もザラにある。炎天下で、土砂降りの雨の中で、懸命に支持を訴え続けたマイク嬢、運転手、先導車、後続車の人たちに心から「ご苦労様」と言いたい。

ボランティア・吉田くんyoshida.jpg (5273 バイト)

 今回、江田五月さんの選挙を手伝わさせてもらいました。何よりの収穫は、様々な人に出会えたことです。本当にありがとうございました。私もいつか「江田さんのように…」との夢は持っていますが、選挙は多くの人々の努力によって支えられていることを今の段階で知り得たことは、大きな収穫でした。
 今、やっと市民のための政権が実現しそうです。僕もがんばります。岡山の皆さんも、頑張ってください。

筑波大2回生・吉田 貴司(20歳) 


2区石田みえさんも第2位で当選

 社民連、民社党、平成維新の会、解放同盟、連合岡山推薦、日本新党応援の岡山2区衆議院候補、石田みえさんも9万3135票の大量得票で第2位当選。岡山に41年ぶりに女性衆議院議員が誕生した。


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