1-2  計画づくり

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前項での確認事頂を実際にどう表現するか,どうすれば当選てきるか――ここで綿密な計画を組まなければならない。実際に動くに従って計画の変更を余儀なくされる状況も生じるが,その場合にも,この当初計画を土台にすべきだ。特に,イメージは対外的なものだから,途中で批判がでても動揺せず,最後まで同じものを貫こう。


●(組織)―― より大きく 

選挙対策事務局事務局づくりを参照)
事務所の設置/役割分担の決定/メンバー拡大のための方策etc.

後援会
どんな人脈をたどるか/いくつ作るか/どのように協力してもらうか/メンバー拡大のための方策etc.

●(イメージ)―― より明確に

主張をしぼれ
言いたいことはたくさんあっても,それを全部並べては,印象はかえってぼやけるもの。論点をしぼりこみ,『○○問題の凸凹太郎』というようにイメージをはっきりさせる方が,有権者の頭には強烈に残る。

相手をしぼれ
どんな層の人を対象に訴えるのか,を明確に。あらゆる有権者の共感を得ようというのは無理なはなし。100%(全員)の有権者に自分を3割だけ理解してもらうより,3割の有権者に自分を100%理解してもらうことを目ざす方が,より効果的だ。

●(対外戦略)―― より具体的に

メンバーが目標をもって作業を進めることができるように,具体的でわかりやすい目標をいくつか設定しよう。

たとえば,市議会議員選挙の場合。当選ラインが約2,000票と予測されるなら,次のような作戦をたてる。


■計画づくりは,当選ライン・残り日数・資金の3要素をふまえて目標を改定しよう

当選ラインは、地元の選管に問い合わせ、過去の選挙結果データをもとに,その後の人口動向を考えあわせて、やや高めに算出する。その際,過去の各候補者の住所も調べて上のような地図を作ろう。地方選挙では、やはり候補者の住む町内から多くの票が出る傾向があるからだ。

■計画立てから実行の段階に入る際、必ず政治団体届けをしなければならない。これを怠ると政治資金規正法によってカンパ活動などができなくなり、円滑な計画遂行が不可能になってしまう。[関連法律資料B参照]


市民選挙の基本構造 2

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