1998/06/07 「民主」号外 ホーム主張目次たより目次前へ次へ

いまを、変える。本気です。

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わかりやすい政権交代を

江田五月

いまを、変える。

私たちの明日は、私たちが選びます。私が、まず一歩を踏み出します。
「もともと地上に、道はない。みんなが歩けば、道になる」(江田三郎)。

不安のいまを希望のあしたに、変える。

深刻な不況で、倒産や失業が人ごとでなくなりました。年金や介護の制度、子どもたちのこと、環境ホルモンなど、不安ばかり。しかし新たな希望も見えてきました。長野オリンピックの開会式は、地球を感動的な「第九」の歌声で包みました。政治がいきいきとした感受性や豊かな可能性を取り戻し、不安を希望に変えなければなりません。

「民主党」の私が、変える。

21年前、父・江田三郎は、万年野党の社会党を一人で飛び出し、社会市民連合(後の社民連)を結成しました。当時、父ががっちり握手した青年が菅さんです。

その直後、父は急死し、私が後をうけて政界に飛び込みました。その時からの盟友である菅さんが、「民主党」の代表です。私は本気で菅さんを支えます。

政権交代で、日本を変える。

新進党時代の苦い、しかし貴重な経験を生かします。二度と失敗は許されないと覚悟しています。民主主義は政権交代があって初めてその真価を発揮します。腐敗や利権を一掃し、公平でわかりやすい政治に変えるのです。ダメな官僚政治から、市民政治に変えるため、私は全力を尽くします。

約束します。

「景気対策と構造改革」の実現を、約束します。

いまの不況は、官僚のシナリオを鵜呑みにした「官僚政治」が原因です。6兆円の制度減税。年金、介護、医療、教育、農業などの制度改革。質の高い市場経済。憲法25条の社会保障の完備。そして誰もが自分流の将来設計図を安心して描ける社会をつくります。

「市民が主役の地方自治」の実現を、約束します。

財源も地方に移し、実力ある地方自治を実現します。腐敗した中央官僚は主役交代。市民の出番です。情報公開、市民資本、市民立法、女性起業家支援などを充実させ、みんなのやる気を生かす公正な社会をつくります。

「世界のなかの日本」の実現を、約束します。

戦争放棄の憲法を持った国として、永久平和の世界をめざします。アジアにおける国際人権のとりでの役割を果たします。科学技術力による国際参加で、地球環境問題の解決の先頭に立ちます。



 江田さんの政治への基本姿勢は何ですか。

私は20年間一貫して、政権交代で腐敗や利権を一掃し、公平でわかりやすい政治にすることを求めてきました。私のこの基本姿勢は全く変わっていません。政権交代の好機に私は全力投球します。

 なぜ「民主党」なのですか。

新しい「民主党」には、いい顔ぶれがそろっています。政権をめざす情熱もあります。官僚主導の政治をただし、市民との共同作業による市民参加型の新しいスタイルの「民主党」をつくります。

 どんな役割を果たしますか。

菅直人代表を支えるため、私の役割は大きいと思います。創業の苦労を共にし、「民主党」により今世紀中に政権交代を実現することが私の使命です。

私たち民主党がめざすもの。  

  1. 透明で公平・公正なルールに基づく社会。
  2. 市場原理を徹底しつつ、安心・安全で公平な機会の均等を保証した共生社会。
  3. 「市民へ・市場へ・地方へ」の視点で分権社会に再構築。
  4. 憲法の「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」をさらに具現化。
  5. 自立と共生の友愛精神にもとづいた国際関係を確立。

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