江田五月 活動日誌 2003年6月 >>日程表 ホーム総目次6月目次前へ次へ

6月18日(水) 自己株、訃報、受入移送、人権、星野さん、法人改革、選対本部

今日は8時から、法務・財務金融部門合同会議。与党の議員立法の検討です。自己株式の取得は、もともと資本充実の原則で禁止されていました。しかし、与野党共同提案の議員立法による償却特例法で、1997年に時限立法で、定款授権に基づく取締役会決議で許されることとし、98年には範囲を広げ、2000年には延長しました。これらはいずれも、償却目的の場合のみに限っていました。しかし01年、与党の共同提案で、特例法を廃止したうえ、商法を改正し、目的を問わず、株主総会決議の授権で許されることとしてしまったのです。野党はみな反対でした。今回は、これをさらに拡大し、定款授権に基づく取締役会決議で許されることとするものです。原則をなし崩しに壊してしまうもので、日本版SECのようなチェック機関もないので、前回と同じく反対と決めました。

デスクワークの合間にテレビを見ていると、事件2つ。まず、小・中・高の竹馬の友の奥さんから電話で、今朝、ご主人が亡くなったとのこと。愕然。早速、共通の友人に電話連絡しました。次に、ヨルダンでの五味記者の特赦。例えば沖縄で、致死事件で服役中の米兵を、恩赦で米国に帰国させると、国民はなんと言うでしょうか。私も疑問に思います。昨年の通常国会で、「国際受刑者移送法」が成立しており、本件は日本でも、重過失致死事件ですから、受入移送して、日本で服役させることができないでしょうか。ところがヨルダンが、条約未締約でした。未締約国から日本への移送と日本での服役を、外交交渉で実現できるよう、法改正をしてはどうでしょうか。

13時から、心神喪失者医療観察法案と日精協側の政治献金につき、取材。14時、部落解放同盟の役員と協議。14時半、「星野文昭さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」の星野暁子さんらが来られ、話を聞きました。文昭さんと暁子さんは、パートナーです。

15時から、「次の内閣」の閣議。菅代表が、「10年前の今日は、宮沢内閣不信任案可決と解散の日です。それから2か月ほど、日本政治は大激動を経験しました。延長国会を頑張り抜きましょう。」と挨拶。NPO・公益法人改革PT座長の私と事務局長の中村哲治さんとで、民主党の公益法人改革案につき、中間報告し、了承されました。(NC提出資料

16時から、人権擁護法案に対する野党の対応につき、実務者協議。民・由・社の3党で、基本姿勢の合意文書を作る作業に入ります。17時から1時間強、総合選挙対策本部全議員懇談会。国政選挙方針を説明し、意見交換。運動員買収につき、遺憾な事例が続いており、私からも注意を喚起しました。19時から、党内の中堅有志と、久しぶりにゆっくり夕食。


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