江田五月活動日誌 2007年6月 | >>日程表 | ホーム/総目次/6月目次/ 前へ|次へ |
今日は、いよいよ延長国会の山場で、朝から禁足です。9時半に、民主党参議院国対委員長の郡司彰さんらが扇参議院議長に対し、昨日の厚生労働委員会での異常採決案件を今日の本会議で処理することは見合わせるように申し入れをし、昨日中に合意された日程以外の案件について、与野党攻防の火ぶたが切って落とされました。9時45分から、議員総会。輿石東議員会長が冒頭、昨日逝去された宮澤喜一さんに哀悼の意を表し、衆参とも全党を挙げて安倍内閣弾劾行動を起こす決意を述べて、短時間で休憩に入りました。
その後、午前中は、デスクワークや電話連絡。参院選岡山選挙区の情勢に付き、資料を点検整理しました。13時過ぎから30分ほど、津村啓介さん、柚木道義さんと一緒に、これらの資料に基づき意見交換しました。13時45分から、議員総会再開。郡司さんが、扇議長との会談の模様を紹介され、本会議日程の説明。
14時から1時間半弱、本会議。まず、3委員会の3案件を採決しました。政治資金規正法改正案については、衆議院から送付されたザルの役目も果たせないザル法に対し、前川清成さんが鋭い反対討論をしましたが、116票対96票で可決、成立。次いで、年金関連法案の採決に先立ち、柳沢伯夫厚生労働大臣に対する問責決議案が議題となり、津田弥太郎さんが力強い趣旨説明。賛成討論には櫻井充さんが立ち、原稿なしでわかりやすく立論されました。しかし、記名採決の結果、97票対115票で否決。そこで休憩。
15時半から、仲井富さん、江橋崇さんら来客応対。さらに取材。16時45分から、議員総会再開で、幹事長の鳩山由紀夫さんが出席され、解散で国民に信を問うことを求めて衆議院で内閣不信任案を提出する決意を述べました。続く本会議日程の説明。17時から1時間、本会議。安倍晋三内閣総理大臣に対する問責決議案が議題となり、小川敏夫さんがすばらしい趣旨説明をし、特に従軍慰安婦問題についての安倍首相の不手際は、説得力に溢れていました。賛成討論には千葉景子さんが立ち、幅広く論旨を展開されました。しかし、記名採決の結果、94票対112票で否決。そこで休憩。
|
18時過ぎから、選対委員長の鉢呂吉雄さんと協議。同僚議員と夕食。21時から、小川さんと意見交換。衆議院ではその間、本会議で安倍内閣不信任案が議題となり、菅直人さんが趣旨説明し、小沢鋭仁さんが賛成討論しました。この採決が終わると、舞台は参議院に移り、22時35分に議員総会。22時50分から本会議で、厚生労働委員長の鶴保庸介さんの解任決議案の処理の後、年金関連3法案の採決に入ります。この間に、24時を過ぎても今日の議事手続を続けられるように延会手続をして、さらに公務員法改正案に付き、内閣委員長に中間報告を求める動議を処理し、認められればその報告を聞いて、法案の採決をします。明朝の4時を過ぎるのではないかと言われています。
参議院では、亡くなられた宮澤喜一さんにつき、民主党の発言者はみな冒頭に哀悼の意を表されましたが、自民党の発言者からは何の言葉も聞かれませんでした。宮澤さんは、いわゆる「保守本流」ですが、安倍総裁率いる今の自民党が、いかにそこからずれてしまっているかを、象徴しているように思います。(22:20)
総会、本会議、解任、延会
22時35分から、議員総会再開。郡司国対委員長から、この後の日程につき説明がありました。議事法のおさらいそのものです。22時50分から、本会議。扇議長が、年金関連3法案を議題とすることを宣告した後、既に提出されている鶴保厚労委員長解任決議案を、委員会手続を省略して議題とすることを異議の有無を持って諮り、決議案の処理に移りました。
まず、柳澤光美さんが趣旨説明。賛成討論には、島田智哉子さんが立ちました。ヤジの中ですが、じっと聞いていると、委員会審議に参加している委員の皆さんにはよく分かっている厚労相や社会保険庁の杜撰さが、一般の議員にまでさえ伝わっていないことが分かります。これらの問題点の審議をつくさないまま、強引に質議を打ち切って採決した鶴保委員長の不的確性が浮かび上がってきます。しかし、記名採決の結果、96票対122票で否決。ここで議長が延会を宣し、0時10分再開となりました。これから本会議に向かいます。(00:01)