1999/03 五月会だより No.90 | ホーム/主張目次/たより目次/前へ|次へ |
選挙の連続で大変なこの一年でしたが、国政に復帰させていただいた江田五月は、国会でも民主党でも一層責任重大となりました。新しい千年紀を目前にして、江田五月が新年の抱負と決意を述べてご挨拶します。
江田五月 新年の挨拶 新しい千年紀を創りたい
時代の転換期にあたって二十一世紀まであと二年を切り、新しい千年紀(ミレニアム)が目前に迫ってきました。菅直人さんは、最初の千年紀は人間が自然に包容されていた時代、次は人間が自然を征服しようとした時代、そして次に来る千年紀は人間が自然と調和して生きる時代だといっています。
また二十世紀は戦争の時代でしたが、そのなかで、独裁者が勢力を競って殺しあうのをやめ、民主主義と平和の世界を作ろうという思想が芽生え大きく育ってきました。
憲法論議のあり方その金字塔が今世紀半ばに生まれた日本国憲法です。これからの憲法論議は、こうした時代の動きを前に進めるものでなければなりません。
ところがわが国の政治の実態は、憲法とは逆に、主権者の意志は官僚の筋書きによってねじ曲げられ、有力者は利権にまみれ、つけは国民に回されています。
この仕組みを根本から改め、市民政治を実現しなければなりません。これが私と民主党のこれからの課題です。
民主党とともに昨年国政に復帰させていただいて以来、私は金融問題、景気対策など論戦の先頭に立ってきました。今年前半は、引き続き予算委員をつとめるほか、総務委員会の理事として、情報公開法と男女共同参画社会基本法を仕上げます。
民主党では行政改革の責任者として、市民サイドに立った行革を実現します。また憲法調査会の役員として、地球市民の立場に立った憲法論議を提起します。広報委員会の委員長代理も重要です。
そして岡山県連の代表として統一地方選を成功させ、県下に実力を備えた民主党を作りあげなければなりません。
相変わらず超多忙の日々が続きます。変わらぬご支援をお願いします。
支援者からメッセージ
本物の地方自治を 全国江田五月会会長 江橋 崇
江田君は国際人権問題に理解と影響力をもつ唯一の政治家として応援してきた。今年になって、江田君が民主党の行政改革の責任者になったと聞いて、ぜひ江田君に、権限と財源の大半を地方に移して、本物の地方自治を実現する行政改革をやってほしい。私の応援にも力が入ります。
不況対策と政権奪取を 笠岡市 柴田 武臣
緊急の課題は今国民が直面している不況対策です。政党政治、理念も大切ですが、国民の期待とは裏腹にあります。もうひとつは政権奪取であり江田議員にはその環境づくり党勢拡大等牽引的役割を期待。
若い人と共生できる制度を 倉敷女性の会 清水 紀恵
本格的高齢社会が目前ですが、いつまでも「必要とされたい」「働き続けたい」と願う人が増えています。反面、年令等の壁が現存していることも事実です。若い人と共生できる制度の構築・確立を!
ダイオキシン対策をぜひ! 総社市 長尾八重子
私はダイオキシンの問題が今一番重要だと思います。この人類の生存に関わる問題を江田五月さんの感性と知性で深刻に受けとめて、解決策を見つけだしてほしい。ダイオキシンは政治家の質を問う問題だと思います。
自自政権と対決できる民主党を 高梁市 竹井 恒子
民主党は現在影が薄く、これでは困る。自自連立政権と、きちんと対決できるべく努力して戴きたい。江田三郎先生の二世議員として思われることが多いが、期待している。頑張れ!
なすべきことは二つ 江田五月会会長 河原 昭文
江田五月君がこれからなすべきことは二つにしぼられる。一つは参議院議員として民主党の中心になって自自連立内側に鋭く対立し憲法と国民の人権を守ること、もう一つは民主党県連代表として岡山県下に民主党勢力を拡げる、具体的には各級議員を一人でも多く作ることである。
族議員の横暴に歯止めを 津山市 小野 陽子
民主党の行政改革の責任者になられた江田さんに、国民の声を無視した今の行革を修正して族議員の横暴に歯止めをかけていただきたい。公正で透明で長期展望のある行政改革実現の為、国会をリードして下さい。
岡山市長選について 統一地方選のプレ選挙として全国的にも注目された岡山市長選挙は、安宅候補が敗れる結果に終わりました。ご支援に応えられず、申しわけありませんでした。
現職だからだとはいえ、立ち上がりが遅れたこと、主張が今ひとつ研ぎ澄まされていなかったことなど、反省すべき点はいろいろあります。
たとえば介護の分野では、岡山市は介護保険の実施体制が日本一整っているといえます。また教育の現場では、中高一貫校では日本で第一号です。このようなあたか市政の実績をさらに続けることが、明るい未来を切り開くことになるのですが、そのことを市民に十分伝え切れませんでした。
長引く不況と社会の閉塞感から、市民の中に変革を求める気持ちが強く、もともと現職不利だったという事情はあります。それにしても「日本一の市長さん」(鳩山由紀夫さんの言葉)を落としたのは、お詫びの仕様もありません。舵の切りかえを
新しい千年紀(ミレニアム)を前に、何としても舵の切りかえをしなければなりません。あくなき物欲に駆られてバベルの塔をめざしても、地球の包容力にも限りがあります。
心の豊かさや人生の満足感を、誰にでも保障できるような社会を目指すときです。憲法も、個人の幸福追求の権利を国政の最重要課題としているのです。(憲法十三条)
そのためには、何事も国とのつながりに頼って、おみやげばかり期待するという中央集権の仕組みを終わりにしなければなりません。自分たちのことは自分たち自身で、優先順位をつけながら財布や資源をにらんで決めていく、本物の地方自治を確立することです。私は、権限も財源も大幅に地方に移管するため、地方交付税法六条の抜本改正を提案しています。四月の県市議選を
政治は、何といっても選挙です。前半の県議選、後半の岡山市議選ともに、全員当選を果たさなくてはなりません。県知事、市長ともに自民党体制となり、中央集権の利権構造が続くので、それだけ一層、情報公開の徹底や高齢者、障害者、子供たちのことを真剣に考え、また環境保全に徹する議員を増やさなければなりません。
江田五月グループは、誰もみな厳選された人ばかりです。ご無理を申しますが、是非ご支援ください。
市長選結果
10万8368票対13万6638票、2万8270票差で岡山市長選挙は敗北しました。深刻な不況で現職不利の流れもありましたが、何よりも「あたか市政」2期8年のすぐれた実績が市民の間に十分伝わっていなかったこと。選挙戦を通しても十分伝えることができなかったことが敗因だと思います。選対の立ち上がりも遅れ、運動量の差も最後まで縮めることができませんでした。
「あたか後援会」は存続するそうです。私たちはたとえ新市長になっても、「あたか市政」2期8年の実績を継承・発展させなければなりません。そのためにも、四月の県議選・市議選で、民主党の公認・推薦、江田グループ、その他の市民派候補の全員当選を実現して、議会活動を強化しなければならないと思います。岡山市の五月会の皆さんは大変お疲れだと思いますが、力強いご支援をよろしくお願いいたします。
江田グループの代表選手です。よろしく!
県議会議員候補予定者 (いずれも新人です)
■姫井由美子さん(40歳) 岡山市第1区
姫井由美子はリサイクルの市民運動家であり、司法書士として十五年のキャリアを持つ法律の専門家。同時に二児の母で一人の生活者です。そんな女性を県議会に送って、県政に新しい流れを作りたい。 後援会事務局長 前原幸夫
■森本徹磨さん(56歳) 岡山市第2区
平素より、親しくおつき合い頂いている江田五月さんの推薦と、たび重なる要請により、森本てつまさんの後援会長をお引き受けしました。少子高齢化時代をのり越え、安心して産める環境づくりのため県政の中で頑張っていただきたい。 後援会会長 田淵和久
■山本秀一さん(37歳) 邑久郡
私は山本秀一君を「反元浜」の代表選手として強く推している。それに加えて、誰とでも気軽に話し合うことのできる秀一君の人柄を非常によいと思っている。彼の若さと実行力で邑久郡と県政に新風を吹き込んでほしい。 長船町五月会会長 山下照雄
岡山市議候補予定者
■羽場頼三郎さん(50歳) 現職2期
クリーンな政治・クリーンな地球環境・弱者の立場からの権利確保を目指す羽場頼三郎の真骨頂は不正を許さない頑固さです。新市長の公約履行を妥協することなくチェックすることのできる最適な人物と思います。 後援会会長 五藤栄一
■若井たつこさん(46歳) 市議現職1期
若井たつこ市議会議員は、“ハートとフットワーク”を信条とし、市民派議員として安宅市政をサポートして来ました。来る二期目のチャレンジで当選を果たし、野党議員として市政を厳しくチェックすることを強く期待します。 後援会会長 櫛下信久
■田原清正さん(45歳) 新人
私は田原君の中学時代の同級生です。45歳、若さと情報処理の専門能力で岡山市政を改革してくれるはず。地域の代表として、市民の代表として、新しいタイプの市議会議員が誕生する日を夢見て苦しい戦いを勝ち抜きます! 後援会会長 岡田アキ恵
県議候補紹介
無所属・民主党推薦の3人の岡山県議候補を紹介します。いずれも実力派ぞろい。応援して下さい。
たかはし剛吉 (39歳) 浅口郡選挙区 はやし 達人 (39歳) 小田郡選挙区 田原 たかお (54歳) 和気郡選挙区
赤磐郡で女性県議会候補決まる
現職の井本丈夫さんの引退で後継者が決まらず、自民党の2議席独占が決まりかけていた赤磐郡選挙区に徳永すみ子さん(50歳)が、無所属・民主党推薦で立候補することになり、2月16日出馬記者会見が行われました。
赤磐郡からぜひ女性県議を誕生させましょう!
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