民主党 参議院議員 江田五月(えださつき)著 |
国会議員 わかる政治への提言
1985年4月20日 第1刷発行 講談社現代新書 770 |
目 次
第1章 国会議員の実像 − 資金と特権
理想と現実のギャップ/ 一週間の行動/ 金帰火来で田の草とり/ 政治資金と選挙資金/ 議員一人当たりの国民の負担/ 政治資金規正法/ 難産の末、劇的に成立/ 政治活動の「公」と「私」/ 「私の政治団体」/恥ずかしくないか公私混同/ 秘書のタイプと役割/ 政治家の所得の不思議
政治資金はどう使われるか/霧の中の政治資金
パーティーによる集金/「議員特権」返上は困る第2章 選挙制度を考える − 比例代表と小選挙区
解散と万歳/解散にも二通りあって
無情な控室の割りふり/急を要する定数是正/「人」から「党」にかわった投票
遠のく「連合」とミニ政党の乱立/八代さんの政党くらがえ
お世継ぎ議員/世代交替を果たす自民党/「無名の新人」登用システムを/少数激戦と投票率/中選挙区をなぜ変えたがるか/小選挙区制なんかこわくない第3章 私の選挙戦 − 最高点で当選するまで
父、江田三郎の死/裁判官から政治家へ/寝ながら選挙/衆議院への転身/鯉のぼり…選挙準備活動スタート/「江田五月株」の発行
私の選対構成/同盟、総評の枠をこえて/「昴」にのって走りまわる/イベント作りをどうするか
野坂さんの功績/自己満足の票読み/新聞予想に動ぜず/最高点で当選して/白昼夢になった与野党伯仲第4章 国会で何が行われているか − 国会運営のしくみ
議長のクビ/議長選出と院の構成/議席はどう決められるか
国会の種類と会期/常任委員会と院内会派/「議運」の発言力/発言時間の計算法
ピンとこない「唯一の立法機関」/形骸化した委員会審議/困らせるだけの質疑/部会族と圧力団体/部分利益と全体利益第5章 国会の機能低下と政治不信 − 永田町の「世間」から
密室で行われる予算修正過程/日本型予算変型システム/国政調査権はオールマイティではない/「守秘義務」の壁
「牛歩」対「中間報告」/国会の取引き/説明のできる取引きを/党の泣き所をつく/法案の運命
依らしむべし、知らしむべからず/政治責任と刑事責任/政治不信の源/情報公開法こそ先決
腐敗の構造/臨調方式の登場/ブレーン政治は国会の恥第6章 新しい枠組みをめざして − 政権交替の条件
なぜ文教委員会を選んだか/家庭料の重要性を取りあげる/「つまらない」問題にこだわる理由
歓迎、市民のロビー活動/軍縮議連の役割/平和憲法、非核三原別、GNP1%枠
野党型保守主義/与党ボケ、野党ボケ/連合の時代/政権交替の条件/FOR TOMORROW!
民主党 参議院議員 江田五月(えださつき)著 |